はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

お気に入りの江戸川乱歩の作品

「フェチ」とは、異性の身体的あるいは装飾的なパーツや要素に対して特に性的魅力を感じる傾向・趣味・性癖の事を表す。と辞書にありました。
自分の推理小説の好みをアガサ・クリスティーが形成しました。
そして、自分に「フェチ」の概念を教えてくれたのが江戸川乱歩でした。

では、お気に入りの江戸川乱歩の作品を書き連ねていきますか!
➀「人間椅子
暗闇の中、他者の肉体に触れる・・・触れる以外の感覚はなく、その感触に恍惚、興奮を感じていき・・・
「触れる」という感覚を事細かに書いた短編ですが、
その異常な世界観を読者にイメージさせる作品!
➁「盲獣」
人間椅子」と同じ「触れる」をテーマにしていますが、
主人公は「触覚」に憑りつかれ、狂い始め、様々な犯罪を行い始めます。
さらに世界観は、殺人、エログロ、自己顕示欲など盛り込まれてます。
快楽殺人が犯人の小説は自分は相性が悪いですが、これは例外です!
③「人でなしの恋」
こちらの作品は「人形偏愛症」を取扱った作品。
初めて読んだ時は気味が悪いと感じたが、
後年改めて読むと「人形偏愛症」以外に色々な要素を見つけれた作品!
④「黒蜥蜴」
名探偵明智小五郎VS黒蜥蜴という話なんですが・・・
黒蜥蜴というキャラクターが、もう色々とてんこ盛りなんですよ。
もうね・・・色々と盛り込みすぎて多重人格者じゃない?というレベル!
だが、それが良い!

ふう~・・・
黒蜥蜴が実在したら、自分は忠誠を誓い、喜んで下僕になります!

人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1) (角川ホラー文庫)

人でなしの恋。 (光文社文庫)

黒蜥蜴