はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

ポーの「モルグ街の殺人事件」再読

 

1800年代に「推理小説」の原型が出てきます。
その作品とは「モルグ街の殺人事件」作者はエドガー・アラン・ポー
エドガー・アラン・ポーは、「怪奇小説」や「詩・散文」など、
色々な作品を書いた小説家です。

1841年にポーが発表した「モルグ街の殺人事件」は、
デュパン」という人物と「その友人」が事件を解決する話です。
作品の冒頭に「デュパン」が「その友人」が何を考えているか当て、
デュパン」という人物の分析能力の高さを説明します。
それから、モルグ街で起きた殺人事件へと、話が進みます。

「モルグ街の殺人事件」を改めて読み直すと、
「探偵と助手」・「密室殺人」・「以外な結末」と、
現在の推理小説でも使用しているテーマが、使われているから驚きです。

そして、エドガー・アラン・ポーは、
後の世代の「推理小説家」に多大な影響を与えました。

まずは、シャーロック・ホームズで有名な「コナン・ドイル
「探偵と助手」という設定を利用してますし、
「モルグ街の殺人事件」と共通点がある作品も書いています。

シャーロック・ホームズの冒険(2) まだらの紐

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

次に、明智小五郎シリーズで有名な「江戸川乱歩
彼は、エドガー・アラン・ポーの名前を引用して、
江戸川乱歩」というペンネームを使用しているぐらいですからね。

最期に、金田一耕助シリーズで有名な「横溝正史
金田一耕助シリーズの作品で「魔女の暦」という作品がありますが、
その中で「8匹のオランウータン」という、ポーの作品を引用してます。

魔女の暦 (角川文庫)

もちろん、エドガー・アラン・ポーの影響を受けた、
推理小説家はまだまだいますが、
自分がパッと思いついたのは、この3人ですね。