1900年代のイギリスの経済学者:ジョン・メイナード・ケインズ。
彼は「株式投資は、美女を選ぶ事」という趣旨の発言をしています。
その発言内容を、簡単にまとめると以下の内容になります。
【君の目の前に複数の女性がいると仮定する。
君には投票券があり、その複数の女性の中から1人に投票をする。
しかし、君の好みのタイプの女性に投票してはいけない。
君が投票するべき女性は、君の周りにいる他の参加者が、
どの女性に投票するかを、考えてから投票しなければならない】
ケインズの【株式投資は、美女を選ぶ事】という発言は、
株で利益を出すには、自分が良いと思う判断は意味が無くて、
他人が何に興味を持っているかを見て、他人の判断に合わせて行動する。
という意味だと、自分は捉えています。
さて、この社会では毎日、様々なニュースが発表されています。
そのニュースで、ある企業が取り上げられたと仮定します。
ニュースに取り上げられた企業は、会社の認知度が増えます。
認知度が増える事で投資家の一部が、その会社の株券を購入します。
それを見て別の投資家達も、その会社の株券を購入する。
これが株式相場で起きる「買いが買いを呼ぶ」という現象です。
なので、株式投資でしっかりと利益を出す為には、
他の参加者が何に注目するかを、見極めないといけないという事です。
でも、自分はこれが上手く出来ないのです。何故、上手く出来ないのか?
それは、自分の性格と合わないからです。
どういう事かというと、
他の参加者がどの様に動くか予想して、自分もその通りに動くという事は、
自分自身の判断を否定して、他人に同調するという事です。
でも自分は、他人に同調するという事は、
自分の判断を否定していると捉えてしまいます。
もし、自分の判断で購入した株の運用が上手くいかなかったら、
判断を間違えたと認めて、ある株は損失を確定したり、
所有している株の一部を売却して、自分の資産(株式)を調整できます。
でも、それは自身の判断ミスを認めて、割り切るからできる行動です。
投資をする判断が、他人の動きに同調しただけなら、
その投資で損失が発生した時、自分自身の判断で対応できるのでしょうか?
上手く対応できる方もいると思いますが、
自分は、自身の判断ができてない事には対応ができないのです。
何か書いてみようと思ったら、こんな記事になってしまいました・・・。