はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「嘘のススメ」

*今回の記事は「福翁自伝」で書かれたエピソードを引用しています。


【噓も方便】という言葉がありますが、
若い時の自分は【噓】の使い方がよくわかりませんでした。
でも、福沢諭吉の自伝本「福翁自伝」を読んだ時に『【嘘】とは演技なんだ!』と思ったことで【嘘】を意識的に使える様になりました。
なので、今回はその事について書いてみます。


さて、これは福沢諭吉が書生生活をしている時、
自分と同じ塾の書生仲間に『福沢!お姉ちゃんのいる店に遊びに行こう!』と誘われますが、気乗りしなかった福沢諭吉は誘いを断ります。
すると、書生仲間たちは『福沢~。付き合いが悪いな~』と軽口を言ったら、
『おいおい!僕はこれでも色々な女と遊んできたんだよ。
だから、自分が本気を出したらお姉ちゃんは全員自分についちゃうよ。
ところで君たちは僕みたいにお姉ちゃんを口説くことが出来る?出来ないだろ?』
みたいな事を言いながら、福沢諭吉は書生仲間を丸め込んでしまいます。
ですが、これは福沢諭吉がついたある種の【嘘】だったのです。
何故なら、この時に福沢諭吉が書生仲間に話した話は、
実は遊び好きな友人の話を福沢自身が経験したかの様に話していただけだからです。
でも、自分はこの話を読んで『そうか・・・嘘をつくというのは演技するという事なんだ』と思ったことで、自分は【嘘】を意識的に使える様になりました。

といっても、自分が意識的に使う【嘘】なんて、そんな大したものではありません。
例えば、初対面の人物が「競艇新聞」を読んでいたとします。
なので、『ああ、この人は競艇が好きなんだ』と思っても、
自分は競艇をやったことが無い為、本来は競艇については喋れません。
でも、自分は競艇が好きな友人から競艇に関する話は色々と聞いているので、
『○○選手の調子上がってきましたよね~』とか、
『いやー、あのレースは荒れましたね~』みたいな事を言うぐらいです。
でも、この様な話題の振り方が出来る様になったのは「福翁自伝」を読んでからなので、この本は自分にとってある意味で印象に残っている本なのです。


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