*今回の記事は前回からの続きになっています。
2000年に「土曜ワイド劇場」の2時間サスペンスとして放送された「相棒」の1作目を見た時、『このドラマ、面白いことをしているな~』と思いました。
何故なら、配役が当時としては異例だったのです。
というのも、当時の2時間サスペンスは主役と犯人は知名度のあるベテラン俳優が演じるのがお約束だったからです。
ですが、「相棒」の1作目は色々なドラマで脇役を演じてきた俳優たちをキャスティングしており、そのキャスティングを活かした話の展開が、
『今まで見てきた2時間サスペンスよりも面白い!』と思いました。
そして、それから1年後に「相棒」の2作目が放送されたのですが、
この時に登場した「浅倉」というキャラクターが本当に良いキャラだったのです。
なので、今回はその事について書いてみます。

*俳優:生瀬勝久さん(画像は所属事務所HPから引用)
「相棒」の2作目で事件の犯人「浅倉」を演じたのは、
今は色々なドラマに出演されている俳優:生瀬勝久さんでした。
ですが、当時の生瀬さんは舞台や関西圏での活動がメインだった為、
ドラマを見た時には『何か見たことが無い俳優が出てきたな~』ぐらいの印象でした。
ですが、物語が進むにつれて、生瀬さんの演技に完全に引き込まれていったのです。
というのも、「浅倉」は東京地検の検事であり、
主人公のひとり「亀山」の学生時代からの親友なのですが、
裏では何人もの女性を殺害してきた快楽殺人者だったのです。
そして、事件の真相が明らかになった時、
「亀山」の『お前、本当にあの浅倉なのか?』という問いかけに対して、
「浅倉」が『そうだよ。お前の親友の浅倉だよ』と言ったひと言にゾクッとしたのを、今でも覚えています。
それほど、「浅倉」というキャラクターは恐ろしくも魅力的な存在でした。
その後、テレビシリーズ化された「相棒」では「浅倉」は刑務所に収監されている状態でのゲスト出演という形でドラマに何回かは登場したのですが、
最終的には記憶を失って殺害されてしまうという非常にあっけない最期を迎えます。

ミステリーやサスペンスには犯人が快楽殺人者というのもありますが、
殺人の動機がしっかりしているミステリーやサスペンスの方が自分は好きです。
ですが、トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」に登場する「レクター博士」や「バッファロー・ビル」、江戸川乱歩の「盲獣」の主人公のように自分の何かに刺さった快楽殺人者も何人かいるのですが、「浅倉」もそのひとりだったのです。
だからこそ、彼の退場に落胆をしてしまい「相棒シリーズ」を見るのをやめてしまったのです。
*今回の記事は上記の雑誌を参考にしています。
*トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」と江戸川乱歩の「盲獣」について書いた記事も貼っておきます。
*記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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