横溝正史が書いた【金田一耕助シリーズ】で自分が好きなのは「獄門島」や「悪魔の手毬唄」などの【閉鎖的な島や村】を舞台にした作品なのですが、
『なんで、その様な作品が自分は好きなのか?』と考えてみたら、
自分が祖父や年配の人達から色々な【村】の話を聞いたからだと思います。
また、今はもうありませんが、
自分が子供の頃には【村】があった時代の痕跡が色々とありました。
なので、「金田一耕助シリーズ」に出てくる【閉鎖的な島や村】というものを感覚的に理解できたからだと思います。

*画像は生成AIで作成した物になります。
さて、【村】と聞いて皆さんはどういうイメージをしますか?
たぶん、時代劇に出てくるような通り沿いに農民が住む民家が複数ある風景をイメージするのではないでしょうか?
でも正確には、それは「集落」であり、
【村】というのは『複数の集落がまとまった共同体』と考えた方が正しいと思います。
また、山の中腹にある「集落」は山仕事が中心の人達、
川の向こうの「集落」はお茶の生産が中心の人達、
街道沿いの「集落」は商売をする人達と「集落」ごとに特色がありました。
更に、今みたいに道路も整備されてなく徒歩での移動が主でしたので、
隣の「集落」に行くだけでも時間が掛かったり、
川に長い板を掛けただけの場所を渡らないと行けない「集落」もありました。
なので、何時の頃からはわかりませんが、
その周辺の『集落同士』でしか通用しないルールという物が出来たのです。
では、そのルールの一例として昔、祖父から聞いた話を書いてみます。

これは、祖父が若い時の話になりますが、
自分が住んでいる地域は昔は松茸がたくさん取れました。
なので、松茸を取る権利を入札制度にして、入札した家の者だけが、
その山に入って松茸を採取して良いというルールが【村】にはありました。
なので、松茸の時期になると、
自分の曾祖父は親類と合同で用意した資金を【村】に支払って権利を獲得して、
採取した松茸は【村】に来た業者に売っていたので、
その時期には両家族総出で松茸を採取していたのですが、
ある時、祖父が従兄弟とふたりで山に入って松茸を探していたら、
松茸を無断採取していた男がいたので、ふたりでその泥棒を捕まえて、
『何、入り込んでいるんじゃ!』と男の家に怒鳴り込んで弁償させたそうです。
なので、この祖父の行為は今なら恐喝と捉えられてもおかしくはありませんが、
少し想像してほしいのです。
というのも、当時の祖父たちは山仕事の合間で松茸を採取していたのですが、
その時代は携帯もないし、
山から下りて近くの交番に行くだけで1日が終わってしまいます。
なので、『お前は掟を破った!だから、掟に書かれた通り弁償しろ!』と村人たちだけで解決した方が早く問題を解決できた時代だったのです。
補足:この話は亡くなった祖父が従兄弟と飲みながら『そういえば、こんな事あったね~』と酒の席で話していた内容になります。
あと、当時は松茸で山仕事の数倍は稼げたので入札金額が大きかったそうです。

さて、改めて書きますが、
今、住んでいる地域は昔は【村】でしたが、
自分が生まれた時には【村】ではなく「町」になっていたので、
自分自身は【村】の生活を経験したわけではありません。
ただ、自分がいつも読んでいる「アガサさん」の記事を読んだ時、
何か改めて、自分の地域について考えてみたくなったんです。
そして、その事を考えていたら、
【村】に関する妄想を色々と思い浮かんでしまいました。
なので、次回からは【村】に関する妄想を色々と書いてみようと思います。
wakuwaku-mystery.hatenablog.com*今回の記事を書くきっかけになった「アガサさん」の記事を貼っておきます。
*記事を読んでいただき、ありがとうございます。
只今、グループの【ランキング】に参加をしているので、
お手数ですが上記バナーをクリックをしていただけると励みになります。

