はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「投資」と「情報」について徒然と書いてみた(後編)

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*今回は前回の続きになります。


経済ニュースを見ていると、
【企業Aの利益は過去最高ですが株価は下落しました】
みたいなニュースを目にすることがあります。
では、何で過去最高の利益を出した企業の株価が下がったのでしょう?
それは同じニュースを見ても、
『株価はここがピークだから売却して利益を出そう』という人もいれば、
『この企業は、まだ成長するからもっと買っておこう』という人もいます。
つまり、同じニュースを見ても、人それぞれが違う判断をするので、
買う人が多ければ株価が上がり、売る人が多ければ株価は下がるだけです。
でも、経済ニュースでは株価が下落したのは、
『市場の予想を下回ったから』とか、
『今後の成長への懸念から』とか、
『材料が出尽くしとなったため』などが理由だと説明されますが、
大物投資家や相場関係者は【何に投資(もしくは売り)をするのか?】という事をバレない様に行います。
なので、株価が下落した理由なんて、その時は誰も正確にはわからないんです。
では、何で経済ニュースは理由を言うのか?
それは、人(ヒト)は解らない事に理由をつけて解りたいからです。
そして、そんな人の性質を利用するのが【仕手株(してかぶ)】という手法です。



【仕手株】とは買い溜めした株の値段を操作して利益を出す手法であり、
その手法を簡単に説明すると、
【ある企業の株】を少しずつ買い溜めしておいて、
ある程度、株数を保有したらメディアやネットやSNSなどに、
『この株は○○だから、今度の決算で上がる!』とか『この株は理論的には、もっと株価は上がる!』みたいな情報を流します。
また、同時に【ある企業の株】に大量の買い注文(実際には買いません)を出して、
『この株は今、注目されています!』みたいな演出をします。
すると、『この企業の株価上がっている!じゃあ、あの情報は正しかったんだ!』
と判断した人達が【ある企業の株】を買い始めます。
そして、買う人がどんどん増えて株価がどんどん上がった所で、
買い溜めしておいた【ある企業の株】を売却して利益を出す手法です。
なので、この手法は資産家が複数人で行ったり、
証券会社や金融機関の関係者が行ったりしていると言われているのですが、
【仕手株】を行った人達が『【仕手株】をしています!』なんて言うわけないので、
【仕手株】の存在自体は証明する事はできません。
でも、自分の様な「長期保有」のスタイルで株式投資をしていても、
『あれ?これ【仕手株】じゃない?』と思った時が何度もあります。

つまり、何が書きたかったというと、

人(ヒト)の考え方は、人それぞれであるように、
「情報」に関する感度もまた、人それぞれなのですが、
作為的に発信された「情報」によって、人は同じような考え方になってしまいます。
では、なんで同じよう考え方になってしまうのかというと、
それは、人は解らない事について解りたいから、
その答えが出ていたら、自分で判断をしないでその答えを鵜呑みにします。
でも、その答えが本当に正しいかどうか何て誰にもわかりません。
だから、投資に関しては自分で調べてみて、
「理解できる部分」と「理解できない部分」を認識してから、
投資を検討した方が良いと思います。


さて、
このブログで何回も書いていますが、自分には投資のセンスはありません。
でも、投資に興味を持った事で、自分自身の考え方も変化したし、
投資に興味を持ったなければ、自分がブログを書く事もありませんでした。
なので、次回はその事について書いてみます。

*今回の記事は上記の本を参考にしています。


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「投資」と「情報」について徒然と書いてみた(前編)




もう、20年ぐらい前の話になりますが、
政治や国際情勢を中心に取り扱っていた「SAPIO」という雑誌がありました。
そして、その雑誌に芸能人の【ビートたけし】が短期連載をしていたのですが、
連載の中で【テレビなんて見ている奴はバカだ!】とか、
【メディアのニュース何て鵜呑みにするな!】みたいな事が書かれていたので、
読んだ当初は『何だ、この人?』と思いました。

というのも、【ビートたけし】といえば、

当時からテレビでレギュラーを何本も抱えていたし、今もテレビに出ています。
なので、『あんた自身がテレビにバンバン出てるくせに、
【テレビ何て見ている奴はバカだ!】みたいな事を書くのはどうなんだ?』と、
思ったのですが、読み終わった後に、
テレビ局と雑誌の編集部では【ビートたけし】に求めている事が違うので、
【ビートたけし】もそれに合わせて演じ分けていた事に気づきました。
なので、『【ビートたけし】は好き勝手に言うイメージがあったけど、
発言自体が仕事なんだから、その場に合わせて発言しているだけなんだ』
そんな事を漠然と思っただけでした。

ですが、それから10年ぐらい経って、投資の事をもっと知りたいと思った時、
『今までは聞き流していたけど、経済ニュースをしっかり見てみよう』と思って見続けていたら、【ビートたけし】の連載を読んだ時と同じような事を思ったのです。

というのも、テレビの経済ニュースは最初に、

【株式会社〇〇〇がこういう発表をした】

【〇〇政府がこういう政策を発表した】

【〇〇で大規模な事件が起きた】

というニュースの後に、特集として記者による詳しい解説とか、
エコノミストの分析とか、専門家のコメントなどが放送されます。
ですが、そこで出た内容を聞いても自分はピンときません。
というのも、記者もエコノミストも専門家も依頼したテレビ局に合わせて、
【ビートたけし】と同じ様にその場で使い分けて発言しているだけじゃない?
と思ってしまうのです。
なので、自分はテレビの経済ニュースの【事実】の部分だけを見て、
後の解説や分析やコメントなどは聞き流す様になりました。

ですが、それは自分の投資方法が「長期保有」のスタイルだからであり、
もし、自分の投資方法が「デイトレード」や「スイングトレード」の様な「短期投資」だったら、経済ニュースの解説や分析やコメントもチェックしていたと思います。
何故なら、テレビの経済ニュースに取り上げられたことで、
一時的に株価が動く可能性があるからです。

つまり、何が書きたかったというと、

「情報」とは常に誰かに忖度した形で発信されているので、
気になる事は自分で調べてみた方が良いです。
また、人(ヒト)の考え方は、人それぞれであるように、
「情報」に関する感度もまた、人それぞれなのです。
なので、次回はその事について書いてみます。
*「デイトレード」とは1日の間に株の売買を何回も繰り返して利益を出す方法です。
「スイングトレード」とは買う(もしくは売り)で入ったポジションを数日で解消して利益を出す方法です。



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【株式投資は、美女を選ぶ事】と言いますが、上手く選べない話。

*今回の記事は、前に書いた記事を再編集した物になります。




経済学者:ジョン・メイナード・ケインズは【
株式投資は美女を選ぶ事】という発言をしており、その内容をまとめると以下の様になります。


『君の目の前に複数の女性がいると仮定する。
そして、君には投票券があり、複数の女性の中からひとりに投票を出来るけど、
君の好みのタイプの女性に投票してはいけない。
何故なら、君が投票するべき女性は君の周りにいる他の参加者が、
どの女性に投票するかを考えてから投票をするべきだ』
               
この上記のケインズの発言を、
『株式投資で利益を出すには、自分が良いと思った判断は意味が無くて、
他人が何に興味を持っているかを見て他人に合わせて行動する』
という意味なのかな?と、自分は認識しています。


というのも、例えばTVニュースで「ある企業」が取り上げられたと仮定します。
すると、ニュースに取り上げられた話題の企業という事で、
一部の投資家が「ある企業」の株を購入すると、
その動きを見て他の投資家達も「ある企業」の株券を購入します。
(これが株式相場で起きる【買いが買いを呼ぶ】という現象です)
なので、株式投資でしっかりと利益を出すには、
他の参加者が何に注目して、その動きに同調しないといけないのですが、
自分はこれが上手く出来ないのです。

何故なら、自分の判断で買った株が思った様にならなかったら、
ある程度の損失を確定したり、所有している株の一部を売却して、
資産の
損失を広げないように行動しますが、
それは株を買う前に色々と考えて判断したからこそ出来る行為です。

でも、もし投資をした判断が他人の動きに同調しただけなら、
その投資で損失が発生した時、自分自身の判断で対応できるのでしょうか?
上手く対応できる方もいると思いますが、
自分は自身の判断が出来ていない事には対応が出来ないので、
投資は「長期積み立て投資」と「長期保有」の方針で行っています。

今回は『ケインズの【株式投資は美女を選ぶ事】という言葉で何か書いてみよう!』
と思って書いてみたのですが、何かあやふな内容の記事になってしまいました・・・。


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【MV】について徒然と書いてみた。


よく考えてみると、
ここ数年、自分は【音楽を聴く】という事をしていません。

というのも、昔だったら『あの曲が聞きたい』と思ったら、
CDデッキにCDを入れて再生して聴いたのですが、
今は『あの曲が聞きたい』と思ったら【YouTube】を検索すれば、
聞きたい曲のMV(ミュージックビデオ)が出てきます。
そして、そのMVをお酒を飲みながら見るのが習慣になってしまったので、
ここ数年は【音楽を聴く】という事をしていません。
でも、自分が子供の頃には、
こんなに気軽にMVが見れる時代になるとは思いませんでした。


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というのも、自分が子供の頃、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」のMVを見たのですが、
当時、このMVは「レーザーディスク」を持っていた人しか見れませんでした。
だけど、小学生時代の友人で洋楽が好きな子がいて、
その子の家で「スリラー」のMVを見た時は『何かわかんないけど、カッコいい!』と思いました。
でも、当時は「レーザーディスク」なんて、
学校の音楽室の機材でしか見たことがないぐらい高額な存在だったので、
MVを見る事自体、自分にとって特別な事でした。
ところが、今はどうでしょう。
パソコンやスマホがあれば、昔の曲だろうが新しい曲だろうが、
【YouTube】を検索すればその曲のMVが出てきます。
そして、そのMVを見ながら『こんな良い時代はないよな』と思いながら酒を飲む。
今の自分にとっては、それで十分なんです。

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あと、ここからは蛇足になりますが、
自分のお気に入りのMVを貼っておきます。


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補足:この曲が発表された2004年頃からMVにCGが使われる様になったと思います。


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補足:アニメ「天元突破グレンラガン」の挿入歌をVtuberがカバーした曲です。


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「思い出のゲーム」は「メタルマックス」

今週のお題は「思い出のゲーム」ということなので、
自分が遊んだゲームでいちばん印象に残っている「メタルマックス」というゲームについて書いてみます。


1991年に発売されたファミコンゲーム「メタルマックス」
このゲームはジャンルとしてはRPG(ロールプレイングゲーム)になるのですが、
当時のRPGは【敵と戦う事で主人公が成長してラスボスを倒す】みたいな内容だったので、ゲームの舞台は【魔法が存在する世界】という設定が王道でした。
(【ドラゴンクエスト・シリーズ】とか【ファイナル・ファンタジー・シリーズ】が王道的なRPGです)
ですが、「メタルマックス」の舞台は【文明が崩壊した世界】なので

主人公たちは「銃火器」(マシンガンや手榴弾)を使って戦ったり、
戦車に乗って「魔法」の変わりに戦車の主砲で弾をぶっぱなしたり、
ロケットランチャーで複数のザコ敵をぶっとばしたりと、
プレイヤーは戦車で敵をボッコボッコにしながら【文明が崩壊した世界】を旅します。
(【メタルマックス】の世界観やビジュアルは、映画の【マッドマックス】みたいな感じです)


また、【プレイヤーの判断でエンディングを迎えられる事】にも驚きました。
というのも、当時のRPGの代表的なゲーム「ドラゴンクエスト」なら、
王様が主人公に『魔王(ラスボス)を倒してこい!』と言われて、
その魔王を倒せばエンディングが始まります。
ですが、「メタルマックス」だと主人公が『賞金稼ぎになる!』と言って家を飛び出す場面からゲームが始まります。
そして、プレイヤーは町の人と会話をして、
『あの洞窟には戦車があるそうだ』とか、
『あの町には優秀な〇〇〇がいるぞ』とか、
『あの賞金首は、あの辺にいるらしい』みたいな話を頼りにして、
洞窟を探索して新しい戦車を見つけたり、新しく行った町で戦車を強化したり、
賞金首を倒して賞金を稼ぎながら、その世界をどんどん探索します。
そして、そんな感じで探索をしていると、
このゲームのラスボス的な存在を見つける事になるのですが、
この存在を倒しても何もおきません。(この存在は人類の文明を崩壊させた存在なのですが・・・)
というのも、このゲームは主人公が飛び出した家に帰って、
【賞金稼ぎを引退する】を選択するとエンディングが始まるからです。
なので、プレイヤーはラスボス的な存在を倒した後も世界を探索して、
やり残したことを回収しても良いし、戦車をずっ~と改造してもいいわけです。
そして、その様な設定のゲームは今までありませんでした。
だから、当時の自分は『なんだ、このゲームは!?』と思いながら、
どんどん嵌まってしまいました。
でも、今のゲーマーが「メタルマックス」をプレイしても楽しくないと思います。
だって、当時の自分が驚いた設定は今のゲームでは当たり前になっているからです。
だから、今回の文章は自分の思い出補正が掛かっていると思いますが、
最後に言わせてください。
自分にとって「メタルマックス」はRPGの金字塔だ!


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自分が好きな横溝正史の小説について徒然と書いてみた(再編集版)

*今回の記事は、前に書いた記事を再編集した物になります。


もし、【あなたが好きな推理小説家は?】と聞かれたら、
自分はA・クリスティー、江戸川乱歩、横溝正史の名前を挙げるでしょう。
そして、A・クリスティーと江戸川乱歩の好きな小説に関しては前に書いたので、
今回は自分の好きな横溝正史の小説について書いてみます。

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➀「真珠郎」
横溝正史が書いた探偵小説といえば、
金田一耕助が主人公の「金田一耕助シリーズ」と、
由利麟太郎が主人公の「由利先生シリーズ」があるのですが、
「由利先生シリーズ」の中で、自分がいちばん好きなのが「真珠郎」です。
この小説は中編小説ながら横溝正史の世界観がキュ!と詰め込まれた小説なので、
読んでどっぷりと世界観に浸かっていただきたいと思います。

 

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➁「黒猫亭事件」
この小説は「顔のない死体」という王道のトリックについて、
横溝正史と金田一耕助が対話している場面から始まるのですが、
その対話の場面は推理小説が好きな人ほど、
『そうだよね~』と心の中で相槌をうってしまいます。
そして、その対話が終わった後に「顔のない死体」が出てくる本編が始まるので、
この小説は探偵小説が好きな人ほど刺さると思います。

 

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③「獄門島」
この小説は「金田一耕助シリーズ」の世界観を構築させた小説ともいえます。
というのも、「獄門島」は「金田一耕助シリーズ」の中では初期の作品なのですが、
事件の展開やトリックも面白いし、事件の真相が非常に横溝正史らしいです。
だから、「金田一耕助シリーズ」に興味がある人は、まずは「獄門島」から読んでほしいです!

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④「悪魔が来りて笛を吹く」
横溝正史が1948年に起きた「帝銀事件」から着想を受けて書き上げた小説!
この小説は怪奇小説的な雰囲気と推理小説的な展開とのバランスが良いので、
その世界観にどんどん引き込まれてく感覚で読んでしまいました。

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⑤「悪魔の手毬唄」
「金田一耕助シリーズ」では様々な人間の愛憎が書かれていますが、
この小説は人間の愛憎がこれでもか!ぐらい盛り込まれています。
なので、「金田一耕助シリーズ」の中で「悪魔の手毬唄」がいちばん好きです。

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⑥女王蜂
この小説を始めて読んだ時は『何かメロドラマぽいな~』と感じながら読んだので、
感想としては『面白いけど、自分の好みではないな~』という感じでした。
ですが、中高年になって改めて読んでいたら、
「ある人物」の心情を何か色々と想像してしまいました。
なので、『そうか!「ある人物」が「女王蜂」の本当のヒロインだったんだ!』
と認識したら、いっきに「女王蜂」が好きになりました。

nmukkun.hatenablog.com

あと、今回の記事は【ムっくんid:nmukkun)】さんの記事を読んで、
『自分もこんな感じで綺麗にまとめてみたい!』と思って書いてみました。
なので、【ムっくん】さんの記事も是非!読んでみてください。

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図書館の「これから」について徒然と書いてみた。


自分は遊びに行く時、手持ちのバックに文庫本を1冊入れて出かけます。
また、仕事や用事の帰りに時間があれば本屋や古本屋や図書館などに寄って、
面白そうな本があったら購入したり借りたりしています。
つまり、何が言いたいのかと言うと、
自分にとって本は生活の一部になっているという事です。
ですが、10年ぐらい前から大きい書店は文房具販売スペースを更に拡大したり、
店内の一部を他の業種に貸したりしている現状を見ると、
『書店も利益を出さないといけないから、しょうがないのかな?』と思ったり、
『本を読む人が減少しているから、こうなってしまったのか?』と思ったりします。
だから、数年後には、
【本なんて誰も読まないから、図書館を廃止にしよう】という声が出て、
図書館が閉館される様になるかもしれません。
ですが、本の必要性を考えると、
自分は図書館という存在は廃止しては駄目だと思うのですが、
同時に何らかの変化をしないと駄目だとも思っています。
なので、今回は自分が妄想する図書館の「これから」について書いてみます。



さて、図書館には利用者が借りれる「貸出可能の本」と館内での閲覧しか認めていない「貸出不可の本」があります。
そして、この「貸出不可の本」というのは大抵、
図書館がある地域の歴史や文献を纏めた内容というマニアックな内容です。
なので、利益を出さないといけない書店だと、
こんな「貸出不可の本」みたいな内容の本なんて店頭には置けませんが、
図書館には『地域の文献だから置いておくか』みたいな感じで置いてあります。
なので、そんな感じで各分野の【古典の名著】を図書館に置いてほしいと思います。
(図書館には「古典の名著」も何冊かは置いてありますが、何か中途半端なんです)
というのも、【古典の名著】と評価されている本は読んでも小難しかったり、
ページ数が多いので読んでみても楽しい物ではありません。
ですが、その手の本を読んでおくと、
【この考え方は、あの出来事がきっかけで出来たのか!】とか、
【こういう考え方から、あの表現が出来たのか!】とか、
【あの価値観は、こんな変化をしてきたんだ】みたいな発見があります。
ですが、その手の本を『試しに読んでみるか?』と思って買う人はいないと思うし、
何より書店の方の販売ブースも縮小傾向にあります。
なので、図書館には【古典の名著】や【古典について解説された本】を保管しながら、
同時に利用者が気軽に手に取れる環境を意識してほしいと思います。

*佐伯啓思さんの「幻想のグローバル資本主義・上下巻」は「古典について解説された本」でいちばん解りやすい本だと思います。

あと、自分は図書館に【成人向けコーナー】を作ってほしいと思っています。
というのも、例えば「春画」や「艶本」について書かれた本を、
10代の子供が読んでも楽しさは理解できません。
というのも、江戸時代の絵といえば「浮世絵」とか「日本画」などが、
頭に浮かぶと思いますが、このふたつは世間に流通した絵なので、
どうしても題材や構図が似たり寄ったりになってしまいます。
ですが、「春画」とか「艶本」は世間に流通させる必要がなかったので、
「浮世絵」とか「日本画」には無い絵の構図がたくさんあります。
また、題材も「男女の性向の情景」もあれば「同性愛」もあるし、
「女と○○」というマニアックな題材も何パターンもあります。
それに、「春画」とか「艶本」の登場人物などの設定は当時、人気の歌舞伎とか小説などをパロディ化した内容が多いです。
だから、10代の子供が「春画」とか「艶本」を読んでも、
その楽しさを理解できないと思うのですが、
世の中には「春画」とか「艶本」の様に子供には楽しさを理解できない内容の本がいくつもあります。
なので、図書館に【成人向けコーナー】を作って、
その手の文化について書かれた本を資料として置いてもいいんじゃないかな?と思います。

*「春画」とは男女の性向の情景を描いた絵の事。
*「艶本」とは性向の情景を描いた絵を本の形としてまとめた物。

*「艶本」に関しては林美一さんの「江戸枕絵師集成シリーズ」がいちばん解りやすい本だと思います。

 

さて、自分は行政の関係者ではありませんし、書店業界の関係者でもありませんが、
『これから先の時代は、本の需要は減少していくけど、
同時に本に書かれた内容が益々必要になる時代』だと思っています。
なので、色んな本を読める空間としての図書館がこれからも残ってほしいと願います。

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図書館との「思い出」について徒然と書いてみた。

自分は月2、3回ぐらいの感覚で地元の図書館に行って、
『何か、これ面白そう』という本があれば借りる感じです。
また、自分は10代の時から地元の図書館を使っているので、
かれこれ40年ぐらいの付き合いになってしまった存在でもあります。
なので今回は、自分と地元の図書館との「思い出」について書いてみます。


さて、自分が住んでいる地域は人口は少ないのに面積だけは大きい地域なので、
自宅から図書館に行くにも車で約15分ぐらい掛かります。
なので、子供の時は両親が外出する時に車に乗せてもらって、
図書館まで送ってもらったり「夏休み」や「冬休み」に入ったら、
『家にいると宿題が出来ないから図書館でやる!』と言って親を騙して図書館に行き、
図書館で宿題の答えを全部丸写した後に、
江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」や児童向けに書かれた「世界の怖い伝承シリーズ」をず~っとを読んでいました。(後日、バレて怒られました)

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*江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」について書いた記事を貼っておきます。

そして、それから数年後。
「原付」の免許を取って図書館に行ける様になった頃、
自分は横溝正史の「金田一耕助シリーズ」にハマっていたのですが、
この図書館には何故か「金田一耕助シリーズ」がほぼ全巻そろっていました。
なので、週末になると図書館に行っては「金田一耕助シリーズ」を借りて読んだり、
その流れから海外推理や色々とドロドロした推理小説も読むようになりました。

また、それから数年たち自分が二十歳を過ぎた頃。
自分は池波正太郎の「剣客商売シリーズ」や「鬼平犯科帳シリーズ」にハマって、
その流れで池波正太郎の書籍を色々と読むようになったのですが、
「男の作法」というエッセイに【ロシア文学みたいな作品は若い時じゃないと読めないよ】みたいな事が書かれていたので『じゃあ、試しに読んでみるか』と思って、
図書館にあったロシア文学や海外文学を読んでみたら、
まあ~、面白くないし頭に全然入ってこやしない!
なので、1冊を読むだけでも凄く時間が掛かってしまい、
『まだ、半分までしか読んでないのに返却期間が来たから返さないと』と思いながら、返却する事を何回もしてしまったので、
『途中まで読んだ状態なのが何か気持ち悪い!』と思って本を購入して、
『やっぱり、つまらん』と思いながら最後まで読んでいたりしました。

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*池波正太郎の「男の作法」について書いた記事を貼っておきます。

そんな感じで地元の図書館とは付き合ってきたのですが、
市町村合併により閉館する事になりました。
というのも、老朽化した町役場を新しく建て直すことになり、
その建物内に岡崎市図書館の分館として入ることになったからです。
なので、古い図書館は閉館して壊されることになったのですが、
閉館する前に【蔵書を一部処分するので欲しい人は、最終日に来てください】という告知が張り出されました。
なので、
『一部処分て書いてあるけど、上手く行けば「金田一耕助シリーズ」が全部タダで手に入るかも!それに栗本薫の「六道ヶ辻シリーズ」や「伊集院大介シリーズ」、クイーンの「エジプト十字の謎」も欲しいな・・・』と思いました。
というのも、地元の図書館の利用者は平日で2、3人くらいだし、
週末でも多くて10人ぐらいだったので、
その日に行けば欲しい本は貰えると、自分は思い込んでいたのです。
で、町の図書館の最終日。
その日は午前中に予定が入ってしまったので午後から急いで図書館に行ったら、
目当ての本は1冊も無くて悔しかった事を未だに覚えています。

さて、ここからは自分の想像になるのですが、
数年後には図書館という存在は無くなるかもしれません。
もしくは、図書館は存続するけど、その役割は変化するかもしれません。
なので、自分の図書館の「思い出」を記録として書き残そうと思って、
今回の記事は書きました。
なので、次回は自分が想像する【図書館のこれから】について書いてみます。


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図書館の「見た目」について徒然と書いてみた。


自分は地域の図書館を月2、3回ぐらいの感じで使用していますが、
8月ごろになると図書館で10代の子達が館内で勉強している姿を見ます。
でも、その姿を見ると『何か、もったいない』と思ってしまいます。
というのも、図書館には色々な本が置いてあるし、
何気なく借りた本を読んでみたら、
『この人の書いた本、面白い!』みたいな出会いもあります。
だから、『勉強だけの目的で図書館を使うのは、もったいない!』と思うのです。
また、図書館というと、本を読む場所というイメージが強いですが、
建物そのものを見てみると、なかなか面白いものがあります。
なので、自分が【建物の見た目が良い!】と思っている図書館を、
いくつか紹介してみたいと思います。

1・豊川市中央図書館・ジオスペース館 | Toyokawa Central Library & Geospace Museum
まず紹介するのは「豊川市中央図書館」
この図書館は建物の見た目が立派で館内もかなり広々としていますが、
個人的に『これは良いな』と思ったのは、
普通の本よりも文字を大きくした「大活字本」もしっかり用意されているので、
利用する人のことを、きちんと考えている感じがしました。
また、この図書館には「プラネタリウム」も併設されており、
定期的に「プラネタリウム」を使った企画などを行っているので、
自分が見てきた図書館の中では『いちばん立派じゃないかな?』と思います。

2・豊橋市図書館
次に紹介するのは「豊橋市図書館」
この図書館は外観は何というのか、自分好みで良いんです!
また、図書館の周囲には街路樹があるので、全体的に落ち着いた雰囲気もあります。
ですが、この図書館は大通りから、ちょっと入り込んだ場所にあるので、
個人的には、
『もうちょっと、開けた場所に建てられていたら、建物の見栄えが良かったのに・・・』と、勝手に思っています。

 

3・音羽図書館の案内 | 各館の案内 | 豊川市中央図書館・ジオスペース館
次に紹介するのは「豊川市中央図書館」の分館「音羽図書館」
この図書館は国道1号線に沿って走る旧道に繋がっている坂を上っていくと、
山をバックにして図書館がニュッ!と出てきた感じで建っています。
また、図書館の正面玄関が「全面ガラス張り」になっているので、
初めて見た時は、
『こんな小さな町に、こんなオシャレな図書館があるんだ!』と驚きました。

4・足助交流館|豊田市
最後に紹介するのは豊田市の「足助交流館」
この建物は正確には図書館ではないのですが、2階の一部が図書館になっています。
そして、この建物に関しては全体のデザインも好きなのですが、
「雪の結晶」や「本」や「紅葉」をモチーフにした看板や窓のデザインが良いんです!
ただ、その看板や窓をスマホで撮影しようとすると撮りづらい位置にあるので、
ズーム機能があるカメラで撮影すれば良いのかもしれませんが、
ここ数年は、
そういうカメラも持って出かけないので、自分の眼で眺めて満足しています。

さて、何で自分が住んでいる地域外の図書館に行くのかというと、
自分にとって図書館というのは、
色々な人が書いた色々な本を手軽に読める楽しい場所です。
なので、仕事や用事で出かけた時に、その地域の図書館を見つけたら、
ついつい覗いてみたくなるんです。
そして、そんな感じで他の地域の図書館を色々と見ていくと、
『こんな田んぼに囲まれた場所にあるの?』とか、
『町自体は大きいのに館内の展示が何か古臭い』とか、
『ここの図書館は他の図書館より芸能関係や美術関係の本が多いな』みたいに、
図書館と一言でいっても、それぞれに個性があることに気づきます。
だから、自分は図書館で勉強している10代の子達を見ると、
『勉強だけの目的で図書館を使うのは、もったいなくない?
それよりも、いつもは読まない本を手に取って読んでほしい!
そして、図書館をもっともっと使い倒してほしい』と、思ってしまいます。

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横溝正史の「女王蜂」再読(再編集版)

*今回の記事は、以前に書いた記事を再編集した物になります。
また、「女王蜂」のネタバレも含みますので、その点をご了承ください。

 

「金田一耕助シリーズ」は犯人の動機が憎悪だった!という作品が多いのですが、
「女王蜂」で書かれた連続殺人事件の発端となったのは、
憎しみや復讐といった強烈な感情ではなく、
【あの人に振り向いてほしい】という想いだけでした。
ですが、その想いをかなえるために行ったことが原因で殺人事件が起きてしまい、
事件はそこで終わらずに19年後の連続殺人に繋がっていきます。
だから、この「女王蜂」は推理小説と悲劇が組み合わさった内容ともいえます。

さて、推理小説を成立するには【事件の犯人】が必要になります。
何故なら、犯人は自分の犯行だとバレない様にトリックを使って犯罪を行って、
そのトリックを主人公が解明するのが推理小説だからです。
また、悲劇を成立するには【知ってしまった人物】が必要になります。
何故なら、自分だけが事件の原因を知ってしまった為、
その事実に翻弄されて破滅するのが悲劇だからです。
では、【事件の犯人】をA、【知ってしまった人物】をBと仮定して、
その仮定を「女王蜂」に当てはめてみると、以下の様な内容になります。

まず、BはAのことが好きだったのですが、Aが想っていたのは別の人物でした。
なので、BはAの想いが報われない状況を作ってしまいます。
そうすれば、【Aが自分のことを見てくれるのではないか?】と思ったのですが、
AはBの前からいなくなってしまい、暫くして殺人事件が起きます。
そして、この殺人事件から19年後。
立場がすっかり変わってしまったAとBは再会をするのですが、
それと同時に事件が起きてしまいます。
なので、金田一耕助が事件を調査していくと、
19年前に起きた殺人事件の真相も少しずつ判明していき、
Bは【19年前の事件の犯人がAだった】ことに気づきます。
そして、それはBにとって非常に衝撃的な事実でした。
何故なら、Aに振り向いてほしくて行ったBの行動は、
結果的にAを殺人犯にして、BやBの周りの人達の運命も変えてしまったからです。
蛇足:小説では書かれていませんが、AとBの立場を考えると定期的に連絡は取り合っていたと思います。

でも、自分が初めて「女王蜂」を読んだ時には、
AとBの関係性や人物像は、あまりピンときませんでした。
というのも、自分は原作小説を読む前に【東宝版・女王蜂】を見てしまったので、
原作小説を読んでも『映画だと、この場面は無かったな~』ぐらいの感想でした。
ですが、それから20年ほど経って、
もういちど「女王蜂」を読み返してみたら、
以前は気にも留めなかった登場人物の感情が妙に引っかかったのです。
そして、思ったんです。
『この小説は推理小説でありながら、ひとりの小さな願望が長い年月をかけ、
大きな悲劇へと変わっていく物語でもあったんだ!』
初読から20年。
今更ですが、やっと「女王蜂」という小説の面白さに気づかされました。


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あと、ここからは蛇足になりますが、
「女王蜂」を再読している時に【AとBが踊る場面】がある事に気づきました。
ですが、この場面は本来はヒロインが中心の場面であり、
【AとBが踊る場面】はヒロインの背景的な感じの短い文章なんです。
ですが、この短い文章を読んだ時に自分は、
『AとBが踊るなんて、この「女王蜂」で起きた事件の暗示みたいじゃないか!
もしかして、横溝正史は狙って「AとBが踊る場面」をいれたのかな?』
みたいな妄想をしてしまいました。