はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

2022-01-01から1年間の記事一覧

もう、今年も終わりか~(2022年)

本日は【大晦日】2022年も今日で終わりです。なので、自分が書いてきた記事を読み返してみました。そして、思いました。『書いている記事の方向性がバラバラすぎる!』 そもそも、何で自分が書いた記事の方向性がバラバラなのかというと、それは自分がそ…

江戸川乱歩の「陰獣」について、更に妄想してみた➁

【いにしへは猫魔(ネコマ)と云へり、猫と云へるは下を略し、 こまといへるは上を略したなるべし、ねこまたとはその経あがりたる名なり。 陰獣にして虎に類せり】 「百物語評判」3巻「徒然草猫またよやの事」の章より抜粋。江戸川乱歩の【陰獣】という小説…

江戸川乱歩の「陰獣」について、更に妄想してみた➀

江戸川乱歩の「陰獣」を再読した事で自分は、 【この小説は江戸川乱歩が数年後に発表した【黒蜥蜴】のプロトタイプだったのではないか?】と考え始めました。今回は、その事について書いてみます。 前回の記事にも書きましたが、この「陰獣」という小説は、…

江戸川乱歩の「陰獣」再読の訂正版

*自分のブログで江戸川乱歩の「陰獣」について書いた記事があります。 しかし、記事の一部分が江戸川乱歩の作品年表と比較すると、 矛盾している事に気付きました。 なので、前回の記事の一部分を訂正した記事を改めてアップします。 陰獣~江戸川乱歩全集…

4月に向けて彫刻制作③

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。 その為、糸鋸を使用して2・8cmの板を数枚切り抜いきました。 それから、切り抜いた板をクランプと…

何故、自分が「ドローン」に興味をもったのか?

自分が所属している商工会で「ドローンのセミナー」がありました。 そして、自分はある理由から「ドローン」に興味があったので、 このセミナーに参加しました。*このセミナーで行った「野外でのドローン操作」について書いた記事も貼っておきます。 hagutu…

「スタイルズ荘」は苦手な場所➁

「ミステリーの女王」と言われたアガサ・クリスティー。ある程度、彼女の推理小説は読んでいますが、 自分と相性が悪い小説が2作品あります。 その2作品とは「スタイルズ荘の怪事件」と「カーテン」です。 前回の記事では「スタイルズ荘の怪事件」について…

「スタイルズ荘」は苦手な場所➀

「ミステリーの女王」と言われたアガサ・クリスティー。ある程度、彼女の推理小説は読んでいますが、 自分と相性が悪い小説が2作品あります。 その2作品とは「スタイルズ荘の怪事件」と「カーテン」です。 なので今回は、何故「スタイルズ荘の怪事件」が、…

4月に向けて彫刻制作➁

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。 なので「守護神:鴉天狗」というブロンズ像の写真を元にして、 自分が彫刻する作品の絵を書きました。…

Retro(レトロ)と自分

このブログで書いている記事には、 自分が読んだ小説について書いている記事もあります。 しかし、その記事で取り上げている小説は、 自分が10代~30代前半の時に読んだ小説ばかりです。 今回は、その理由について書いてみます。自分が30代後半になっ…

Whodunit(フーダニット)と自分

このブログでは、自分が過去に読んだ小説についても書いています。そして、過去に読んだ推理小説について書く時には、 推理小説で書かれているトリックや犯人の名前を、 なるべく書かない様に意識しています。 そして、自分がその様な考え方になったのは、 …

4月に向けて彫刻制作➀

自分は若い時に木彫を習いました。 そして、その時にお世話になった【彫刻の先生】がいます。 その方は現在、岡崎市で木彫教室をされているのですが、 今年の9月に数年ぶりに、その方にお会いしました。 そして、色々な話をしている内にこんな話になりまし…

江戸川乱歩は「何の天才なのか?」③

前回の記事で、普通の人には何気ない事も、江戸川乱歩にとってはスリルであり、そのスリルが乱歩自身の小説に反映されていき、 読者は江戸川乱歩の小説を読むことで、 乱歩のスリルに共感して、日常に隠れたスリルを認識すると書きました。 なので今回は、江…

江戸川乱歩は「何の天才なのか?」➁

前回の記事に書きましたが、江戸川乱歩が認識しているスリルと、 普通の人が認識しているスリルは違います。 今回は、その事ついて書いてみたいと思います。 まず、スリルという単語を辞書で調べると【ぞっとする感じ】 【ハラハラする感じ】【戦慄】を指し…

江戸川乱歩は「何の天才なのか?」➀

自分はブログを始めてから、 他の方が書かれたブログにも目を通す様になりました。 その中の1人に「ぐるぐるねこ男」さんという方がおられます。 この方のブログで「江戸川乱歩」について書かれている記事がありました。 自分にとっても、江戸川乱歩は好きな…

「バブル」について考えてみた➁

自分自身が【バブル】について考える為に、書いている今回の記事。 今回は、日本で起きた【不動産バブル】を材料にして書いてみます。日本の【不動産バブル】とは、1980年代後半から数年続いた現象です。まず、その手法について簡単に書いてみます。まず、自…

「バブル」について考えてみた➀

投資に関しては、様々な例え話が存在します。 その中のひとつで【靴磨きの少年】という話があります。1900年代、アメリカでのお話。ある日、男性が歩いている時に靴が汚れてしまいました。 そこで彼は、路上にいた【靴磨きの少年】に靴を磨いてもらいました…

「株式投資は、美女を選ぶ事」ていうけど、上手く立ち回れない自分。

1900年代のイギリスの経済学者:ジョン・メイナード・ケインズ。彼は「株式投資は、美女を選ぶ事」という趣旨の発言をしています。その発言内容を、簡単にまとめると以下の内容になります。 【君の目の前に複数の女性がいると仮定する。 君には投票券があり…

「横溝正史の初期短編集」紹介

自分の手元にある横溝正史の短編集は2冊あります。 今回は、その2冊について簡単に紹介します。 恐ろしき四月馬鹿 (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon まず、1冊目は「恐ろしき四月馬鹿(エイプリルフール)」こちらの短編集は、 横溝正史の処女…

童謡を印象的に使用した、テレビ番組の話③

1982年に発表された「この子の七つのお祝いに」。この作品は正確には映画なのですが、自分はこの作品を子供の時に、 【金曜ロードショー】というテレビ番組で放送していた物を見ました。 なので、この作品を自分は、テレビ番組として捉えています。 さて、自…

童謡を印象的に使用した、テレビ番組の話➁

高橋留美子氏が週刊少年サンデーで連載していた漫画「うる星やつら」。 自分が子供の時に、この漫画はアニメ化しました。 その【うる星やつら】のアニメの中で、 今でも憶えている、印象的だった話があります。 その話とは【そして誰もいなくなったっちゃ!…

野外でのドローン操作

お題「最近ドキドキしたこと」「はてなブロガーのお題」というのがあったので参加してみます。さて、今日は午後からドローン操作を体験してきました。 まずは、パソコンの「ドローン操作のシュミレーション」で練習。 しかし実際に飛ばして見ると、操作に関…

童謡を印象的に使用した、テレビ番組の話➀

昔のテレビ番組で「火曜サスペンス劇場」という番組がありました。 この番組は、約2時間のサスペンスドラマを、 1話完結のスタイルで放送していました。 そこで放送されていた【地方記者:立花陽介シリーズ】 このシリーズは評判が良かった為、全部で20…

童謡を印象的に使用した、テレビ番組の話(前置き)

童謡の歌詞は、しっかり読むと何処か怖い部分があります。 なので推理小説では、童謡を使用された作品が色々とあります。 では、童謡がどの様に使用されているかというと、 童謡の歌詞になぞらえて、殺人事件が起きて、 死体に何らかの装飾が加えられていま…

横溝正史の文庫本といえば、杉本一文(スギモト イチブン)

杉本一文『装』画集[新装版]〜横溝正史ほか、装画作品集成 (TH ART SERIES) 作者:杉本 一文 書苑新社 Amazon イラストレーターであり、銅版画家でもある、杉本一文。彼は自分が好きな小説家:横溝正史にも関係した人物です。 どの様な関係かというと、 彼は…

A・M・リンドバーグの「海からの贈り物」紹介

海からの贈物 (新潮文庫) 作者:アン・モロウ・リンドバーグ 新潮社 Amazon 今回、書いてみるのは、 A・M・リンドバーグが書いた短編小説「海からの贈り物」。 この小説は面白いかと聞かれたら、面白くないです。 そして、この小説を分類するなら、私小説なの…

W・L・デアントリアの「ホッグ連続殺人」再読

ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ウィリアム・L. デアンドリア 早川書房 Amazon W・L・デアントリアが1979年に発表した「ホッグ連続殺人」。この小説は、ニューヨーク州の架空の都市「スパーダ」を、 舞台にした推理小説です。 まずは、この…

小泉八雲の「常識」紹介

「自分が解らない事には、投資しない事」。この言葉は投資家:ウォーレン・バフェットの言葉です。 確かに「自分が解らない事」には、投資をしない事は当然の事です。 しかし、その逆もあるわけです。 つまり、【その事を解っている人間でも、騙される】とい…

小泉八雲の「破約」紹介

「二股掛けられた女同士が言い争い、男が仲裁する場面て、 ドラマとかでよくあるけど、何で女同士で言い争うんだ? 悪いのは男なのに?」。このセリフは、自分が昔、読んだ漫画で出てきたセリフです。 漫画の作品名は、思い出せなかったのですが、 小泉八雲…

小泉八雲の「安芸之助の夢」紹介。

寝ている時に見る夢は、起きたら忘れてしまいます。 でも、たまに夢で見た事が、 まるで本当に経験した事の様に感じる事があります。 これは夢の印象が強い為に、 「脳の記憶を司る部分が一時的な錯覚をする為に起る現象」 と聞いた事がありますが、本当の所…