はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「荒木飛呂彦の漫画術」紹介

前回のブログでは「荒木飛呂彦の漫画術」を引用した部分がありました。
なので、改めてこの書籍を紹介します。

この「荒木飛呂彦の漫画術」という本は、

漫画家:荒木飛呂彦が自身の創作姿勢について、語っている書籍です。
そして、荒木飛呂彦氏の作品で有名な漫画といえば、

ジョジョの奇妙な冒険」でしょう。


この本には、その【ジョジョの奇妙な冒険】についても書かれています。
例えば【ジョナサンとディオ】を、どういう設定で話を展開させるとか、

ジョジョ立ち】がどのよう理由で生まれたとか、

【波紋】は超能力を視覚化する試みから始まったとか、

【波紋からスタンド】へ移行した当時の話など、

ジョジョの奇妙な冒険】が好きな人ほど、楽しめる1冊です。


さて、自分が荒木氏の漫画を、

初めて読んだのは「週刊少年ジャンプ」で連載された、

ジョジョの奇妙な冒険:第1部」でした。

その当時「週刊少年ジャンプ」に連載していたのは、

ドラゴンボール」、「北斗の拳」、「キン肉マン」、

聖闘士星矢」などが連載されていた時代です。

そんな時代に新連載で「ジョジョの奇妙な冒険」が掲載されました。

そして、その「ジョジョの奇妙な冒険:第1部」の第1話は、

当時の自分にとっては、非常に印象的で、異質な存在でした。

 

第1話の冒頭部分では、いきなり、

どこかの先住民族が何かの儀式をしている所から始まります。

そして、顔に何かの仮面をつけた男が、女を突き刺し、

その血が仮面につくと、仮面が変形して、男の頭部に食い込み、

その男が雄たけびを上げます。

そして、いきなり19世紀末のイギリスが舞台になります。

「え?何?儀式?」とか「仮面?あれは何?なんで変形するの?」とか、

「え、イギリス?」など、冒頭部分の説明が全然無かった為、

当時の自分はこの時点で、頭の中がこんがらがってしまいました。

そして、その冒頭部分があまりにも印象的だった為か、

その冒頭部分を、次のジャンプの発売日まで、何回も読んでいました。

それから約35年経ちますが、

今だに荒木氏の「漫画術」に翻弄されています。