自分は若い時に、何も考えずに色々な本を買っては読んでいた時期があり、
当時は時間があれば古本屋に行って色々と物色していたのですが、
ある時、古本屋で岩波書店版「資本論(全9巻)」を見つけました。
なので、『歴史の授業で「マルクス」とか「資本論」とか習ったけど、
実際に読んだ事ないから、ちょっと読んでみるか・・・』と思って購入したのですが、
1巻を読み終わった時点で、自分は読むのをやめました。
というのも、自分の頭だと1巻を読むだけでも、
すごく疲れたのに『これが、あと8巻もあるの・・・』と思ったら、
『ああ!もう無理!』となって2巻以降は読めませんでした。
ですが、1巻を読んだけでも色々と驚いたり思った事があったので、
今回はその事について書いてみます。
さて、マルクスの「資本論」を読んだ時、自分がいちばん驚いた事。
それは『マルクスてロシアの人じゃないの!?』という事でした。
というのも、自分が歴史の授業で「共産主義」を習った時には、
マルクス・エンゲルス・「資本論」
⇓
レーニン・毛沢東・「共産革命」
⇓
【ソビエト連邦と中華人民共和国】の誕生
みたいな流れだったので、
「共産主義」といえば【ソビエト連邦と中華人民共和国】というイメージでした。
なので、自分はマルクスとエンゲルスをロシア人だと思い込んでいたのですが、
実際はふたりともドイツ人だったという事に驚きました。
あと、マルクスが「資本論」を書いたのは、
「産業革命」が関係しているという事も読んで初めて知りました。

18世紀半ばから19世紀にかけて起きた産業変革や石炭を利用したエネルギー変革などによって社会が変化した事を「産業革命」といいます。
(この変化は1760年代のイギリスで始まりヨーロッパや世界各地に広まりました)
そして、この「産業革命」によって商品が安く大量に作られるようになって、
交通や通信なども発展しましたが同時に様々な問題も起きました。
では、どんな問題が起きたのかというと、
当時は労働の基準なんてない時代だったので、
長時間労働や劣悪な環境での労働は当たり前!という時代でした。
また、大人の男性に混じって子供や女性も労働した事によって、
子供が飲酒をする様になったり、父親が誰かもわからない子供が多く出ました。
また、農村では工場に人が行ってしまった為、
収穫時期に人手が足りなくなってしまったので外部の労働者を雇ったら、
労働者が村の娘を妊娠させた事などが問題になりました。
(今の感覚でいうと、ひとり暮らしを始めた子供が妊娠しちゃた(もしくは、妊娠させた)とか、
タイミーで来た人間が社員を妊娠させた!て感じでしょうか?)

なので、マルクスは、
『資本家は金を出すだけで後の事なんて何にも考えていない!
それに土地を管理している貴族は工場の利益は重視するけど、
工場が出来たことで農村が荒廃をしているのに何もしない!
それに、労働環境のせいで人々のモラルがどんどん低下している!
だから、人々は団結して資本家と貴族に対抗する必要がある!』
みたいな事を「資本論」で書きたかったと思うんです。
でも、そう思うと【ソビエト連邦と中華人民共和国】て、不思議な存在ですよね。
だって、マルクスが「資本論」で提唱した「共産主義」の理論は「産業革命」が起きて近代化した社会に対処する理論だったんです。
なのに、「産業革命」も起きてなくて国民の大部分は農民だった国で、
「共産革命」が起きて【ソビエト連邦と中華人民共和国】が生まれたんです。
だから、そう思うと不思議な存在ですよね。【ソビエト連邦と中華人民共和国】て。
(レーニンと毛沢東はマルクスの理論を都合よくつまんで利用したんだろうな~)
*初めて「レ・ミゼラブル」を読んだ時にはわかりませんでしたが、
今思うと、この本に登場する人物達も「産業革命」によって変わってしまった人達なんだよな~。
さて、改めて書きますが、
自分はマルクスの「資本論」は1巻しか読んでいません。
何故なら2巻以降の内容は『小難しすぎて、わからん!』と読めなかったからです。
でも、「資本論」の1巻だけを解りやすい内容にして本にしたら、
意外と売れるんじゃないかな?とも思うんです。
というのも、1867年に発表された「資本論」の1巻でマルクスが指摘した事は、
今の時代にも当てはまる部分もあるからです。
だから、意外と受けると思うんですけどね。
(漫画版「資本論」もある事は知っているけど、何か違うんだよね~)
補足「資本論」の第1部は1867年・第2部は1885年・第3部は1894年に発表されており、
2部と3部はマルクスの遺稿をエンゲルスが編集した内容です。
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