はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

魚戸おさむの「イリヤッド」紹介

 

【我々はどこから来て、どこへ行くのか?
猿と、わずかの遺伝子しか違わない我々は、何者なのか?
世界最古の文明を解き明かした時、
我々は、我々が少しわかるような気がするからだ。】

                         イリヤッド4巻より抜粋

自分は「フィクションありきの歴史ミステリー」が好きです。
なので今回は「イリヤッド」という漫画の事を書きたいと思います。
話の内容としては、
元考古学者の「入谷修三」が伝説のアトランティスを探す話です。

今回、改めて読み直したら、本当に疲れました。
それだけ、この漫画には、様々な情報が詰め込まれています。
歴史の教科書に出てくる人物、各地域における神話に伝承、
古代人の宗教観、干潟での都市建築方法など、
前回のブログで紹介した、
暗黒神話」や「宗像教授伝奇考シリーズ」と比較すると、
それ以上のボリュームと情報量で構成されています。

この漫画が連載している時は、
自分は「考古学をベースにした漫画」と認識していました。
でも、実は「人類史をベースにした漫画」でした。

作品の主人公である「入谷修三」はアトランティスの調査を始めます。
アトランティスが存在するなら、それは人類最古の文明です。
主人公が様々なアトランティス関係の調査をする事は、
結果的に、人類のルーツを辿る話へとなっていったのです!

この漫画については、本当はもっと書きたいけど、
上手くまとめられない、自分が情けないですね・・・。