はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「フェアじゃない、アンフェアだ!」て夫婦喧嘩と似ている気がする③

「読者への挑戦状」と「密室」というジャンルの異なる物。
では、この2つ共通点とは?
それは「話の流れ=起承転結がしっかりある事」です。
当たり前ですよね。どんな作品にも起承転結があるのは当然です。
では「読者への挑戦状」と「密室」の起承転結を簡単に書いてみましょう。

・「読者への挑戦状」の場合
起「事件がおきる」➡承「主人公登場、捜査開始」➡転「証拠が集まり、関係者のアリバイが把握される」➡結「証拠とアリバイを元に犯人を割り出す」
・「密室」の場合
起「密室で事件がおきる」➡承「主人公登場、捜査開始」➡転「密室の作り方が判明、関係者のアリバイが把握される」➡結「密室の作り方とアリバイを元に犯人を割り出す」
以上の様に起承転結がはっきりしていると思います。

では、アンフェアと評価された、
アガサ・クリスティーの2つの作品だとどうなるのか・・・
この2つの作品は起承転結ではなく、起承転転結になります!
この2回目の「転」が「アンフェアだ!」と批評されたのか?
と、以上の様な妄想をしてたら、ふと思いました。
これ・・・夫婦喧嘩と似てない?と・・・妄想は続きます。

追記
アガサ・クリスティーの「アクロイド殺人事件」をまた読み直したら、
この邦画の事を思い出しました。(共通点があるんですよ)

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