はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「映画」について徒然と書いてみた➁

haguture.hatenadiary.jp

*今回の記事は前回からの続きになります。

映画には監督の世界観が詰め込まれた【前衛映画】や評論家からの評価が高い【名作映画】と呼ばれる映画があります。
そして、この手の映画は見る人によって評価が分かれる映画です。
何故なら、【前衛映画】や【名作映画】と呼ばれる映画は、
『映像から何を感じるか?』という点が重要だからです。
なので、今回は【女の都】という映画を例に出して、
その事について書いてみたいと思います。

 

【1980年に公開された映画「女の都」】
この映画は、
スナポラツという中年男性が列車に乗っている場面から始まります。
そして、その列車内でスナポラツは魅力的な女性を見つけます。
なので、その女性に強引に迫りまるのですが、列車が急に止まります。
すると、女性は「私はここで降りるから」と言って列車を降りたので、
スナポラツも列車を降りて女性の後を追う事にしました。
そこから、スナポラツは色々な経験をする事になります。


さて、この「女の都」という映画について自分は上手く説明できません。
というのも、この映画は途中で急に場面が変わったり、
唐突に変な人物が登場したりして、
『スナポラツが経験した事は現実だったのか?それとも夢だったのか?』と、いう感じで映画が終わるからです。
ですが、この映画を見ている時、
『この場面は「男の人っていつもそうですよね!〇〇〇の事しか考えていないですよね!」という事を言いたいのかな?』とか、
『この場面は「男性と女性の嗜虐性の違い」を表現しているのか?』とか、
『スナポラツの回想場面は「どんな男にも女性を性の対象として認識した時の思い出がある」と、言うことなのか?』とか、
『最後のトンネルの場面は「出産」を暗示しているのか?』など、
映画を見ている最中に色々と思いながら見ていました。
なので、場面が急に変わったり、唐突に変な人物が登場して、
話の意味が不明な部分があっても何処か納得してしまう映画でした。

さて、自分は若い時に色々な映画を見ていた時期があり、
その時に【前衛映画】や【名作映画】を何本か見たのですが、
面白さがわからない映画もあれば、話が理解できない映画もありました。
ですが、今回の記事で書いた【女の都】みたいな『映画の場面ごとに色々と思う』映画も何作か見ました。
そして、その様な映画を何作も見ると映画の見方が変わってきます。
なので、次回はその事について書いてみます。

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