はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

小泉八雲の「怪談・奇談」について徒然と書いてみた


*今回の記事は自分が以前に書いた記事を再編集した物です。

また、自分は「ばけばけ」を見ていないので、ドラマの内容は知らない事をご了承ください。

今、NHKで「ばけばけ」というドラマが放送されているのですが、
このドラマは小泉八雲こと「ラフカディオ・ハーン」が主人公だそうです。
そして、そのドラマの事を聞いたとき、
『そういえば、自分のブログで小泉八雲について書いたな』と思い出しました。
なので、数年前に書いたその記事を読んでいたら書き直したくなったので、
自分が数年前に書いた記事の再編集をしました。

*今回の記事は上記の文庫本を参考にして書いています。

1890年にひとりのギリシャ人が日本に来ました。
彼の名前は「ラフカディオ・ハーン
日本で生活を始めた彼は数年後、日本の国籍を取得をして「小泉八雲」と改名して、
1904年に死去するまで日本の様々な伝承を集めて翻案しました。
さて、上記の「怪談・奇談」では小泉八雲の代表的な「怪談」42作品が編集されているのですが、その中から自分のお気に入りの「怪談」を3つ紹介します。
*補足:翻案とは既にある著作物を原作として新たな作品を創作する事。

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➀【安芸之助(アキノスケ)の夢】
ある日、庭先で友人と酒を飲みながら談笑していた安芸之助は【うたた寝】をしてしまいます。すると、安芸之助は非常に不思議な夢を見ることになります。

 

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➁【破約】
死の間際の妻に夫は【妻が亡くなった後、後添えを迎えない】という約束をします。
しかし、妻を亡くした夫に親族や友人たちは再婚を勧めて夫が再婚をすると、
亡くなった妻の幽霊が出る様になります。

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③【常識】

昔、ある所に経典の研究に余念がない学識のある和尚がいたのですが、
ある時、和尚の元に狩猟を生業とする猟師がやってきます。
すると、和尚が猟師にこんな事を言い出しました。

【最近、夜になると私の前に仏様が来られる。お主も見てみないか?】

その話を聞いて寺に泊まって猟師は夜を迎えます。

 



さて、小泉八雲が書いた「怪談」は日本の伝承を翻案して創作した物なので、
『何か、どっかで聞いたことがあるような・・・』と思う話もあれば『あの話が元ネタだな』とわかる話もあります。
何故なら、翻案とは【既にある著作物を原作として新たな作品を創作する事】だからです。
だから、小泉八雲の書いた「怪談」は、
ギリシャ人が作った「里芋の煮っころがし」みたいな話だと自分は思います。
というのも、例えば目の前に「里芋の煮っころがし」があったとします。
そして、日本人なら「里芋の煮っころがし」の味や食感なんて説明しなくてもわかるわけです。
ですが、その「里芋の煮っころがし」を食べてみたら、
何か自分の知らない隠し味がする「里芋の煮っころがし」だった!
というのが、小泉八雲の「怪談」の魅力だと思います。


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小泉八雲の「常識」について徒然と書いてみた

*今回の記事は以前に書いた記事を再編集した物です。

『自分が解らない物には投資しない事』
この言葉は投資家:ウォーレン・バフェットの言葉なのですが、
貴方は、この言葉を読んで何を思いましたか?
この言葉を始めて読んだ時、自分は『何、当たり前の事を言ってるんだ』ぐらいに思っていたのですが、投資に関する事を色々と調べていくと、
『自分が解る事』に投資をしたのに大損をしたという話がたくさんあったのです。
そして、その様な話と小泉八雲の「常識」という怪談が何か似ていると思ったので、
今回はその事について書いてみます。

 

*今回の記事は上記の文庫本に編集された「常識」を参考に書いています。

まずは「常識」の内容を簡単に説明します。
昔、ある所に黙想と経典の研究をしている学識ある和尚がいました。
この和尚は人柄も良く何人もの信徒がいるのですが、その信徒のひとりに山で猟をしている猟師がいました。
そして、その猟師が和尚を伺った時に和尚から以下の様な誘いを受けます。

『儂が長年、仏教の教えを実行してきた事に対する評価なのかはわからんが、
ここ数日、夜になると儂の前に仏様が現れるようになった。
なので、今夜も仏様が来られると思うので、あんた今晩、お寺に泊まりなさい。
そうすれば仏様が拝めますぞ』

なので、猟師は『よろこんで泊めていただき、いっしょに拝みましょう』と、
返事をしたのですが、暫くすると『和尚の話は本当か?』と疑念を持ちます。
なので、寺に住み込みで働いている少年にその事を聞くと、
少年は『私も仏様を見ました』と言うのです。
なので、猟師は更に疑念を持ちながらも夜を待つ事にします。



さて、夜になると和尚の言う通りに光り輝く仏様が現れました。
なので、和尚と住み込みの少年は仏様の姿を見て拝んでいましたが、
猟師は立ち上がると弓を引いて仏様めがけて矢を放ちます。
すると、雷鳴の様な轟音が鳴ったと思うと仏様の姿は消えてしまったので、
和尚は激怒して猟師を非難すると猟師は以下の様な事を言います。

『和尚様、あなたは仏教の教えを長年実行して功徳を積んできたから、
仏様があなたの前に現れたと考えた。
ならば、わたしや住み込みの少年の前に現れるわけはないのです。
だって、わたしは無学な猟師で殺生が家業です。
そして、ものの命をとる事は仏様の忌まれることです。
和尚様は仏教の教えを長年実行しているので、仏様が現れるほどになるでしょう。
ですが、生活の為に生き物を殺している儂の前に仏様は現れますか?
そして、こんな儂にも姿が見えたから、あれは化け物に違いありません。
なので、夜が明けるまで落ち着いてください。
そうしたら、わたしの言う事が間違いないという証拠をお見せします』

そして、夜が明けて周辺を調べると大きな狸の死骸が見つかって話は終わります。

*今回の記事は上記の書籍を参考にしています。

さて、この怪談は信心深く学識もある和尚は騙されて、
不信心で学識もない猟師は騙されなかったという話なのですが、
何で猟師は騙されなかったのでしょう?
それは、【仏教では殺生を禁じている】という原則を忘れなかったからであり、
これは投資に関しても言える事なんじゃないか?と思います。
というのも、投資をする時には投資対象に関して色々と調べて、
『よし!これなら大丈夫!』と自信を持たないと投資なんかできません。
ですが、その自信があだとなってしまう事もあります。
何故なら、投資には【先のことなんて誰にもわからない】という原則があるからです。
だから、投資をして利益が出ている状態から急に損失を出し始めた状態になった時、
『自分の考えだと、こう動くはずだから大丈夫!』と、
自分の投資に自信がある人ほど損失を拡大する事が多いと思います。
ちなみに、【自分が解らない物には投資しない】と明言しているウォーレン・バフェットだって何回も損失を出していますが、その時は他の投資から得た利益で損失をカバーしています。
つまり、ウォーレン・バフェットは【先のことなんて誰にもわからない】という投資の原則を意識しているから、相場がどうなっても大丈夫な投資をしているわけです。

まあ、投資に関しては色々と失敗している自分の言葉なんて、

何の説得力もないと思いますが「常識」を再読したら、
こんな事を思いついてしまったので、つらつらと書いてみました。

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小泉八雲の「破約」について徒然と書いてみた


*今回の記事は以前に書いた記事を再編集した物です。

『ドラマでふた股掛けられた女同士が言い争いをしているのを、
男が仲裁している場面があったんだが、
何で女同士で言い争うんだ?
だって、悪いのはふた股かけた男の方だろ?』


上のセリフは、自分が若い時に読んだ漫画で出てきたセリフですが、
小泉八雲の「破約」を再読した後、このセリフが頭に思い浮かびました。
というのも、この怪談は男性と女性の考え方の違いによって起きた物語だからです。
なので、今回はその事について書いてみます。

 

*今回の記事は上記の文庫本に編集された「破約」を参考に書いています。

まずは「破約」の内容を簡単に説明します。
重病に罹ってしまった女が死の間際に夫への遺言として、
『私が死んだ後に後妻を迎えないでほしい。あと、私の遺体を貴方と植えた庭先の梅の木の根元に埋めてほしい』と伝えると夫はその事を了承します。
なので、夫は女の遺言通りに死体を埋葬して独り身で生活をしていましたが、
男の友人や親族から再婚を勧められて若い娘と再婚をしました。
ですが、再婚してから7日後。
夫が仕事の為、数日ひとりで留守番をする事になった娘の前に前妻の幽霊が現れて、

『この家の中に・・・この家の中にいてはならぬ!
ここでは、まだ私が主婦なのだ!
出ていておくれ。だが、出ていく訳は誰にも話してはならぬ。
もし、あの人に話したら、そなたを八つ裂きにしてしまうぞ!』

と、言って前妻の幽霊は姿を消します。

そして、次の夜にも前妻の幽霊は娘の前に現れて同じことを言ってくるので、
娘は恐ろしくなって仕事から帰って来た夫に離縁を申し込みます。
なので、驚いた夫は離縁の理由を訊ねますが娘が『理由を言えない』と言うと、
夫は娘を何とか説き伏せて前妻の幽霊の事を聞きました。
そして、『幽霊に殺される』と怯える娘に夫は警護をつけるのですが、
娘は前妻の幽霊に惨殺されてしまう・・・。
と、いう話を小泉八雲は友人から聞きました。
なので、小泉八雲は『これは、ひどい話だ』と言いながら友人に、
『その死人の復讐は・・・いやしくも復讐するのなら・・・男にむかってやるべきだったと思います』と言います。
すると、友人は『男たちは、そう考えるのですが』・・・『しかし、それは女の考えかたではありません・・・』
小泉八雲は頷いてこの話は終わります。



さて、前妻の幽霊は何故、新しく嫁に来た娘を殺したのか?
それは、男性と女性では【現実】の捉え方が違うからだと自分は思います。
では、男性と女性の【現実】の捉え方の違いとは何か?
それについては評論家:長谷川三千子さんの文章を紹介したいと思います。

『男性と女性では【現実】の捉え方が違います。
まず、男性の現実とは所属している会社や組織での人間関係を重視する傾向があります。
しかし、女性の現実とは【衣・食・住】の事。
つまり、自身が所有や管理している物を重視する傾向があります』

そして、この文章を「破約」に当てはめてみると、

前妻が娘を殺したの理由がわかった気がしたのです。
つまり、夫が自分との約束を破った事よりも、
自分が作り上げてきた場所に別の女が入ってきた事が許せなかったのです!

だからこそ、前妻は怒り狂って幽霊となって現れたのではないのか?
と、自分は「破約」を再読した時に妄想してしまったのです。



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小泉八雲の「安芸之助の夢」について徒然と書いてみた


*今回の記事は自分が以前に書いた記事を再編集した物になります。

寝ている時に見た夢は起きたら忘れてしまいますが、

たまに夢の内容が本当に経験した事の様に感じて目が覚める事があります。
なので、小泉八雲の怪談話のひとつ「安芸之助(アキノスケ)の夢」もその様な経験をした人の体験談が伝承化した話だったのかもしれません。
なので、今回はその事について書いてみます。

*「安芸之助(アキノスケ)の夢」は上記の書籍に編集されています。


まずは「安芸之助の夢」の内容を簡単に説明します。
ある日、安芸之助は友人と自宅の庭先で酒を飲みながら談笑していると、

眠くなった安芸之助は【うたた寝】をしてしまいます。
すると、安芸之助の元に「常世国」から来たという男が現れて、
安芸之助は「常世国」の王の前に連れ出されます。
そして、王から『自分の娘と結婚して欲しい』と言われて、
娘と結婚した安芸之助は「常世国」に23年間ほど滞在しました。
しかし、妻である王の娘が病死してしまい安芸之助はひどく落ち込んでしまいます。
すると、その様子を見た王から『自分の国に帰りなさい』と言われて、
安芸之助は船に乗るのですが、海の上から見えた「常世国」が見えなくなった瞬間、
安芸之助は自宅の庭先で目が覚めて、この話は終わります。
常世(トコヨ)とは日本の伝承に登場する「死者の国」とか「理想郷」などを指す言葉です。(伝承ごとに言葉の意味が違って使われています)


【現世(ウツシヨ)は夢、夜の夢こそ真(マコト)
この言葉は自分の好きな小説家:江戸川乱歩の言葉なのですが、
自分は【現実と夢の境目は曖昧である】という意味で捉えています。
そして、この現実と夢の境目の曖昧だという考え方は、
人類に共通する感じ方のひとつではないでしょうか?
というのも、「安芸之助の夢」みたいな話で「胡蝶の夢」という話があるのですが、
この話は紀元前300年頃の思想家・荘子が見た夢の話が元になっているといいます。
つまり、紀元前から人類は現実と夢の境目が曖昧だと感じていたわけです。
また、昔の人は【夢を見る=自分の魂が抜け出た状態】と考えていました。
だから、「安芸之助の夢」みたいな話が多く誕生したのだと思います。

 

さて、夢の内容が本当に経験した事の様に感じて目が覚める現象は、
【脳の記憶を司る部分が一時的な錯覚をした時に起る現象】と聞いた事がありますが、
本当の所はわかりません。

ただ、自分の場合だと『やべ!寝坊した!急がないと遅刻する!』と言いながら、
慌てて着替えて家の玄関を出たところでハッと目が覚めたり、
『あれ!?あの人に頼まれた事、もう納期すぎていない?』と言いながら、
慌てて手帳を確認して目覚めるなどの『夢の中の自分が何かをやらかして起きる』というパターンが多いです。
だから、こういう夢にも個人差があるのでしょうかね?
補足:荘子が蝶になって飛んでいる夢を見て起きた時、

『自分は蝶になった夢を見たのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか?』という話が「胡蝶の夢」の元ネタと言われています。

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テレビドラマ「相棒」について徒然と書いてみた(後編)

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*今回の記事は前回からの続きになっています。

2000年に「土曜ワイド劇場」の2時間サスペンスとして放送された「相棒」の1作目を見た時、『このドラマ、面白いことをしているな~』と思いました。
何故なら、配役が当時としては異例だったのです。
というのも、当時の2時間サスペンスは主役と犯人は知名度のあるベテラン俳優が演じるのがお約束だったからです。
ですが、「相棒」の1作目は色々なドラマで脇役を演じてきた俳優たちをキャスティングしており、そのキャスティングを活かした話の展開が、
『今まで見てきた2時間サスペンスよりも面白い!』と思いました。
そして、それから1年後に「相棒」の2作目が放送されたのですが、
この時に登場した「浅倉」というキャラクターが本当に良いキャラだったのです。
なので、今回はその事について書いてみます。



*俳優:生瀬勝久さん(画像は所属事務所HPから引用)

「相棒」の2作目で事件の犯人「浅倉」を演じたのは、
今は色々なドラマに出演されている俳優:生瀬勝久さんでした。
ですが、当時の生瀬さんは舞台や関西圏での活動がメインだった為、
ドラマを見た時には『何か見たことが無い俳優が出てきたな~』ぐらいの印象でした。
ですが、物語が進むにつれて、生瀬さんの演技に完全に引き込まれていったのです。
というのも、「浅倉」は東京地検の検事であり、
主人公のひとり「亀山」の学生時代からの親友なのですが、
裏では何人もの女性を殺害してきた快楽殺人者だったのです。
そして、事件の真相が明らかになった時、
「亀山」の『お前、本当にあの浅倉なのか?』という問いかけに対して、
「浅倉」が『そうだよ。お前の親友の浅倉だよ』と言ったひと言にゾクッとしたのを、今でも覚えています。
それほど、「浅倉」というキャラクターは恐ろしくも魅力的な存在でした。
その後、テレビシリーズ化された「相棒」では「浅倉」は刑務所に収監されている状態でのゲスト出演という形でドラマに何回かは登場したのですが、
最終的には記憶を失って殺害されてしまうという非常にあっけない最期を迎えます。


ミステリーやサスペンスには犯人が快楽殺人者というのもありますが、
殺人の動機がしっかりしているミステリーやサスペンスの方が自分は好きです。
ですが、トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」に登場する「レクター博士」や「バッファロー・ビル」、江戸川乱歩の「盲獣」の主人公のように自分の何かに刺さった快楽殺人者も何人かいるのですが、「浅倉」もそのひとりだったのです。
だからこそ、彼の退場に落胆をしてしまい「相棒シリーズ」を見るのをやめてしまったのです。

*今回の記事は上記の雑誌を参考にしています。

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トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」と江戸川乱歩の「盲獣」について書いた記事も貼っておきます。

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テレビドラマ「相棒」について徒然と書いてみた(前編)



*画像は「相棒・公式サイト」から引用。

テレビ朝日系列で放送されている「相棒」というドラマが今年で25周年だそうです。
そして、そのニュースを見たとき『あの1話から25年もたったのか』と思いました。
というのも、自分が「相棒」の第1話をリアルタイムで見た時、
『2時間ドラマでこんな面白い試みをするんだ!』という印象が強かったからです。
なので、今回はその事について書いてみます。


さて、今から25年ぐらい前の話になりますが、
各テレビ局は【サスペンス2時間ドラマ】を週1回のペースで放送しており、
当時の自分は「土曜ワイド劇場」と「火曜サスペンス劇場」をよく見ていました。
ですが、この手のドラマを何作も見ていると途中で犯人がわかってしまうのです。
何故なら、犯人は知名度がある俳優が演じる事が確立されていた為、
ドラマを見ていても『あれ?この役にこの俳優さん?じゃあ、この人物が犯人だ』と思いながらドラマを見ていました。
ですが、2000年に「土曜ワイド劇場」で放送された「相棒」の第1作は、
今まで見てきた【サスペンス2時間ドラマ】とは違ったのです。
では、どこが違ったのか?
それは、メインキャスト以外の配役が【顔は知っているけど名前の知らない俳優】だったからです。


*俳優:川原和久(画像は所属事務所公式サイトより引用)

当たり前のことですが、ドラマには主役以外にたくさんの脇役が登場します。
そして、脇役の出番は2時間ドラマの中では5分~10分ぐらいしか登場しませんが、
脇役の中には多数のドラマに脇役として出演する俳優もいます。
例えば、「相棒」で伊丹刑事を演じている川原和久さん。
彼は舞台をメインに活動してますが【サスペンス2時間ドラマ】にも出演してます。
ですが、彼の役は物語途中で殺されてしまう役が多かったのです。
なので、自分が「土曜ワイド劇場」とか「火曜サスペンス劇場」を見ている時、
川原さんが出てくると『この人、また出てる』という感じで見ていましたが、
当時の【サスペンス2時間ドラマ】には、川原さんの様な脇役だけを演じ続けた俳優がたくさんいました。
だから、その様な俳優さん達は、
自分にとっては【顔は知っているけど名前の知らない俳優】なのです。
ですが、「土曜ワイド劇場」で放送された「相棒」の第1作では、
川原さんの様な【顔は知っているけど名前の知らない俳優】達がメインキャストの様にセリフの掛け合いをしているのです。
また、この第1作で犯人を演じた方も川原さんの様に様々なサスペンスドラマで企業の重役や地元の名士などを演じてきた脇役のベテランともいえる方でした。
なので、当時の自分は『このドラマ凄いな!』と思いながら見ていました。

*今回の記事は上記の雑誌を参考にして作成しております。

その後、「相棒」は「土曜ワイド劇場」で2作品放送されてから、

テレビドラマ化して今でも続いているのですが、自分はもう「相棒」は見ていません。
何故なら、「相棒」に登場するキャラクターの中でいちばん好きなキャラクターが雑に退場させられてから見る気がなくなったからです。
なので、次回はその事について書いてみます。

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「スタートレック・シリーズ」について徒然と書いてみた(後編)

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*今回の記事は前回の続きになります。

海外ドラマ「スタートレック・シリーズ」の映画は何本もありますが、
ドラマを見てないと映画を見ても面白くないと思います。
というのも、「スタートレック・シリーズ」の映画はドラマのキャラクター達の関係性や設定をストーリーにしっかりと組み込まれて作られているからです。
なので、その事について【ミスター・スポック】と【データー】というキャラクターを引き合いに出して書いてみたいと思います。

 


*俳優:レナード・ニモイが「ミスター・スポック」を演じました。

まずはシリーズ第1作目「宇宙大作戦」に登場する「ミスター・スポック」

このキャラクターは、バルカン人という異星人と人間とのハーフなのですが、
幼少の頃からバルカン人として育てられてきました。
その為、「ミスター・スポック」はバルカン人の【感情を抑制して正当防衛以外の暴力を認めない】という教義を守って生活をしてきたので、
ドラマでは『論理的な判断をしてください』とか『地球人は感情的すぎます』みたいな発言を主人公たちに何回もしています。
では、「ミスター・スポック」は感情的ではないのかといえば、
主人公たちのなかで『いちばん感情的ではないか?』とも言える存在なのです。

というのも、1979年に公開された映画「スタートレック」では、
主人公たちは地球に接近する【謎の存在】の監視下に置かれてしまいます。
その為、主人公のカーク船長が『宇宙空間を飛行して【謎の存在】の本体とコンタクトを試みる』と言って宇宙空間に行くのを「ミスター・スポック」が止めます。
そして、カーク船長に『宇宙服だけで宇宙空間を移動するのはリスクがあります。
また、船長に何かあったら誰がクルーをまとめるのですか?だから、副官である自分が行きます』と言って「ミスター・スポック」が宇宙空間を飛行する事になります。
ですが、その時の「ミスター・スポック」は何を思っているのかというと、
緊張と同時に自分達とまったく異なる考え方や行動をする【謎の存在】に対する好奇心が抑えられないのです。
なので、『いつも感情的な判断を否定している本人がいちばん感情的じゃないか!』と、思ってしまうのです。


*俳優:ブレント・スパイナーが「データ」を演じました。

次にシリーズ第2作目「新スタートレック」に登場する「データ」

このキャラクターは高性能の人工知能保有しているアンドロイドの為、
人間とのコミュニケーションも普通にとれます。
ですが、「データ」は【何かを見て感動したり、何かに触れて感じる】という人間だったら当たり前に備わっているものがありません。
なので、「データ」は人間の感情とか感覚に憧れており、何なら自分も感情や感覚を経験したいと思っているのです。

なので、1996年に公開された映画「ファーストコンタクト」では、
「データー」は敵から【ある取引き】を持ち掛けられるのですが、
その場面は「データー」の事を知らないと、何ともシュールな場面ともいえます。
何故なら、その場面では拘束された「データー」の腕に敵がただ、ふ~っと息を吹きかけているだけだからです。
ですが、息を吹きかけられた「データー」は『ああ・・・なんだこれは・・』と、
非常に驚いて困惑してしまいます。
すると、敵が『感じるだろ?いいか、私たちに協力すれば、この感覚をお前に与えることが出来る。だから・・・・』と取引きを持ち掛けるのですが、
「データー」の事を知らない人からすれば『息を吹きかけられただけで、何でこんな反応をするんだ?』と思われるでしょう。
ですが、ドラマを見て「データ」というキャラクターの事を知っていると、
「データ」が長年求め続けた物が目の前にある!という事がわかる場面なのです。


この様に「スタートレック・シリーズ」の映画は、
ドラマに登場したキャラクター達の設定や関係性がストーリーに組み込まれている為、
ドラマを見ていないと演出の意図がわかりにくいのです。
だから、「スタートレック・シリーズ」の映画とはドラマを見ていたファンたちが、
『あの人、肩書が変わったんだ』とか『あのふたり、やっと結ばれた』とか『あの人にはこんな側面もあったんだ』という感じで楽しむのが、
映画版「スタートレック・シリーズ」の楽しみ方だと自分は思います。
*自分はスタートレックのリブート版の映画は『スタートレックじゃない!』と思っているので、
この記事ではリブート版については触れていません。その事をご了承ください。


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「スタートレック・シリーズ」について徒然と書いてみた(中編)

 

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*今回の記事は前回からの続きになります。

*画像は「スタートレックヴォイジャー」より。

海外TVドラマ「スタートレック・シリーズ」は基本的には1話完結型のドラマです。
そして、話の内容としては【トラブルをチームで解決する】というものなので、
「刑事ドラマ」や「法廷ドラマ」と似ていると思われるかもしれません。
ですが、【スタートレック・シリーズ】と他のドラマとの違いは、
キャラクターとSF要素の組み合わせが本当に上手い点だと自分は思います。
なので、今回は「スタートレック・シリーズ」で自分がいちばん好きなキャラクター「ドクター」を引き合いに出して、その事について書いてみます。



*画像は「スタートレックヴォイジャー」キャラクター紹介より。

まず、「ドクター」というのはキャラクターの本名ではなく名称です。
というのも、このキャラクターは【医療ホログラム】というプログラムであり、
本来は医者の指示に従って行動するだけの存在でした。
ですが、主人公たちが搭乗している宇宙戦艦が事故によって、
地球から75000光年離れた宇宙域に飛ばされた時、
搭乗していた医師が死亡してしまいました。
なので、主人公たちは【医療ホログラム】を起動させるのですが、
起動したホログラムは道具も持てないため医療行為も出来なかったのです。
だから、主人公たちが医療行為を行う時に【医療ホログラム】から色々と指示を受けるのですが、指示されているうちに主人公たちは頭にきて、
『俺は医者じゃないんだから、あんたがやれ!』と【医療ホログラム】に怒るのですが、【医療ホログラム】の方は『だから、何で私の権限で出来ないことを要求するんだ!』と返すだけでした。
ですが、その様なやり取りを何回もしていると【医療ホログラム】は感情的な反応をするようになります。
また、主人公たちによってプログラムが変更され、データベースにアクセス出来るようになると【医療ホログラム】は自分の判断で医療行為ができる様になっていきます。
なので、それにともない【医療ホログラム】は主人公たちから「ドクター」と呼ばれる様になり、「ドクター」も主人公たちと名前で呼び合う関係に変わっていきました。
そして、そんな「ドクター」の運命が変わることが起きます。

*俳優:ロバート・ピカードが「ドクター」を演じました。

ある時、主人公たちが物資の補充の為にある惑星に着地をするのですが、
その惑星は未知の伝染病のせいで危機的な状況になっていました。
なので、主人公たちは物資の見返りとして、
伝染病の対応に協力する事になるのですが身内からも感染者が出てしまいます。
ですが、「ドクター」が伝染病の治療方法を発見して治療も成功したので、

惑星側に治療方法のデーターを提供するのですが、
その惑星の医療では新種の伝染病に対応するのが難しいため、
惑星側から「ドクター」に惑星に残ってほしい!という要望が出されます。
また、「ドクター」も伝染病の研究の為、惑星側の医療について知っているので、
惑星側が自分の知識がどれだけ必要なこともわかっていました。
なので、「ドクター」は主人公たちに別れを告げて惑星に残る事を選びました。
ですが、場面が宇宙空間を飛行中の戦艦内部に変わると、
主人公たちの会話に「ドクター」も普通に参加しているのです。
『じゃあ、船を降りたのは誰なのか?』というと、
それは「ドクター」のバックアップデーターというオチなのですが、
こんな感じでキャラクターとSF要素の組み合わせが本当に上手なのです。



*画像は「スタートレックヴォイジャー」より。
今回は「スタートレック・シリーズ」のTVドラマについて書いてみましたが、
スタートレック・シリーズ」の映画はドラマとは違う面白さがあります。
なので、次回はその事について書いてみます。


*記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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「スタートレック・シリーズ」について徒然と書いてみた(前編)

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前回の記事でアニメ「銀河特急ミルキー★サブウェイ」について書いていた時、
自分の好きな海外ドラマ「スタートレック・シリーズ」の事も書きたくなりました。
なので、『どんな感じで「スタートレック・シリーズ」について書こう?』と、
考えていたら『あれ?このシリーズを人に勧めるの難しいぞ?』と思ったのです。
なので、今回はその事について書いてみます。


*画像は「スタートレック宇宙大作戦(放送は1966年~1969年)」より引用。
さて、まずは「スタートレック・シリーズ」について簡単に説明します。
このシリーズは【人類が宇宙に進出した近未来】が舞台の海外ドラマなのですが、
シリーズ自体は1966年から制作されているので作品数がとにかく多いです。
また、このシリーズは「宇宙大作戦」・「新スタートレック」・「ディープ・スペース・ナイン」・「ヴォイジャー」・「エンタープライズ」と、シーズンごとにメインキャストが変更される為、シーズンが変わるたびにドラマの雰囲気も変わります。
その為、「スタートレック・シリーズ」の中にも【自分に合うシーズン】と【自分と合わないシーズン】が出てくるのです。


*画像は「スタートレックヴォイジャー(放送は1995~2001)」より引用。
例えば、自分の場合は深夜に放送していた「ヴォイジャー」を何気なく見たら、
その面白さにハマって他の「スタートレック・シリーズ」も見たくなりました。
なので、当時の自分はレンタルビデオ屋に行っては「スタートレック・シリーズ」を借りて見ていたのですが、「ヴォイジャー」みたいにハマっていくシーズンもあれば、
何話か見たら見なくなったシーズンもありました。
また、その時に「スタートレック・シリーズ」の映画版も借りて見たのですが、
映画版の内容というのがドラマの延長線上というべき内容です。
だから、ドラマシリーズを見ている人が見れば楽しめるセリフや演出も、
ドラマを見たことがない人からすれば『派手な場面もないし、何か地味な映画だな~』ぐらいの感想しかないと思います。
じゃあ、「スタートレック・シリーズ」の映画も「スターウォーズ」みたいな派手な戦闘シーンやアクションを取り入ればいいのか?というと、そうでもないのです。

*画像は「リブート版・スタートレック(公開は2009年)」より引用。
というのも、「スタートレック・シリーズ」の映画版には、
今までのシリーズ関連を再定義して派手な演出とハリウッドスターをメインキャストにして制作した【リブート版】もあるのですが、その映画を見た時に自分は、
『こんなの「スタートレック」じゃない!』と思ったのです。
だって、自分は【スタートレック】の面白さとは『いつものメンツがどうやってトラブルを解決するのか?』という展開がこのドラマの見どころだと思っています。
なので、「スターウォーズ」みたいに派手な戦闘シーンや話が急展開する【リブート版】を見ても何か違うと思ってしまうのです。
だから、『この令和の時代に「スタートレック・シリーズ」を人に勧めるのは難しい』と思うのですが、「スタートレック・シリーズ」は自分にSFの面白さを気づかせてくれた作品でもあります。
なので、次回はそのことについて書いてみたいと思います。


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「銀河特急ミルキー★サブウェイ」について徒然と書いてみた

銀河特急 ミルキー☆サブウェイ

最近、自分は「銀河特急ミルキー★サブウェイ」というアニメにハマっています。
というのも、このアニメは登場人物の会話のテンポが面白く、
登場人物の設定が上手にストーリーに組み込まれて展開していきます。
また、ひとつの話が3分ぐらいのアニメでYouTubeでも配信している為、
空いた時間に何回も見ていると、
『あ、こんな演出あったんだ!』と細かな演出が作りこまれていることに気づきます。
そして、この「銀河特急ミルキー★サブウェイ」を何回も見ていたら、
『このアニメ、SF初心者にはぴったりなアニメだな』と思うようになりました。
なので、今回はその事について書いてみます。


さて、まずSFというのは【サイエンス・フィクション】の略語です。
なので、映画やドラマの様々な設定も本来はSFに当てはまるのですが、
大部分の人は【架空の技術が登場する近未来】をSFとして認識していると思います。
そして、これは自分のまわりだけかもしれませんが、
この【架空の技術が登場する近未来】の設定で作られた映画やドラマを見ても、
『何か難しくてよくわからん』といって見るのをやめてしまう知人が多いのです。
でも、その知人のいうこともわかります。
というのも、【架空の技術が登場する近未来】の映画やドラマを見ていると、
「反重力装置」とか「電脳空間」とか「小型ブラックホール炉」みたいな架空の設定がポンポンと出てきます。
なので、『反重力装置て何?』とか『電脳空間??』なんて考えだすと作品自体が楽しめなくなってしまいます。
でも、「銀河特急ミルキー★サブウェイ」はキャラクター同士の掛け合いのテンポの良さが本当に良いのです!
そして、このアニメには「サイボーグ」や「強化人間」などが登場するのですが、
『このキャラは何でこんな外見なの?』という説明は本編ではありません。
なので、このアニメが気になった人は「公式サイト」や「公式Ⅹ」を見ることになり、
『ああ!だから、こんな見た目なんだ!』とか、
『あのキャラには、こんな設定もあったんだ!』と、知ることでアニメの面白さに益々はまっていきます。
なので、このアニメはSFが苦手な人にも是非、見てもらいたいと思います。


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