*今回の記事は前回からの続きになります。

*画像は「スタートレック・ヴォイジャー」より。
海外TVドラマ「スタートレック・シリーズ」は基本的には1話完結型のドラマです。
そして、話の内容としては【トラブルをチームで解決する】というものなので、
「刑事ドラマ」や「法廷ドラマ」と似ていると思われるかもしれません。
ですが、【スタートレック・シリーズ】と他のドラマとの違いは、
キャラクターとSF要素の組み合わせが本当に上手い点だと自分は思います。
なので、今回は「スタートレック・シリーズ」で自分がいちばん好きなキャラクター「ドクター」を引き合いに出して、その事について書いてみます。

*画像は「スタートレック・ヴォイジャー」キャラクター紹介より。
まず、「ドクター」というのはキャラクターの本名ではなく名称です。
というのも、このキャラクターは【医療ホログラム】というプログラムであり、
本来は医者の指示に従って行動するだけの存在でした。
ですが、主人公たちが搭乗している宇宙戦艦が事故によって、
地球から75000光年離れた宇宙域に飛ばされた時、
搭乗していた医師が死亡してしまいました。
なので、主人公たちは【医療ホログラム】を起動させるのですが、
起動したホログラムは道具も持てないため医療行為も出来なかったのです。
だから、主人公たちが医療行為を行う時に【医療ホログラム】から色々と指示を受けるのですが、指示されているうちに主人公たちは頭にきて、
『俺は医者じゃないんだから、あんたがやれ!』と【医療ホログラム】に怒るのですが、【医療ホログラム】の方は『だから、何で私の権限で出来ないことを要求するんだ!』と返すだけでした。
ですが、その様なやり取りを何回もしていると【医療ホログラム】は感情的な反応をするようになります。
また、主人公たちによってプログラムが変更され、データベースにアクセス出来るようになると【医療ホログラム】は自分の判断で医療行為ができる様になっていきます。
なので、それにともない【医療ホログラム】は主人公たちから「ドクター」と呼ばれる様になり、「ドクター」も主人公たちと名前で呼び合う関係に変わっていきました。
そして、そんな「ドクター」の運命が変わることが起きます。

*俳優:ロバート・ピカードが「ドクター」を演じました。
ある時、主人公たちが物資の補充の為にある惑星に着地をするのですが、
その惑星は未知の伝染病のせいで危機的な状況になっていました。
なので、主人公たちは物資の見返りとして、
伝染病の対応に協力する事になるのですが身内からも感染者が出てしまいます。
ですが、「ドクター」が伝染病の治療方法を発見して治療も成功したので、
惑星側に治療方法のデーターを提供するのですが、
その惑星の医療では新種の伝染病に対応するのが難しいため、
惑星側から「ドクター」に惑星に残ってほしい!という要望が出されます。
また、「ドクター」も伝染病の研究の為、惑星側の医療について知っているので、
惑星側が自分の知識がどれだけ必要なこともわかっていました。
なので、「ドクター」は主人公たちに別れを告げて惑星に残る事を選びました。
ですが、場面が宇宙空間を飛行中の戦艦内部に変わると、
主人公たちの会話に「ドクター」も普通に参加しているのです。
『じゃあ、船を降りたのは誰なのか?』というと、
それは「ドクター」のバックアップデーターというオチなのですが、
こんな感じでキャラクターとSF要素の組み合わせが本当に上手なのです。

*画像は「スタートレック・ヴォイジャー」より。
今回は「スタートレック・シリーズ」のTVドラマについて書いてみましたが、
「スタートレック・シリーズ」の映画はドラマとは違う面白さがあります。
なので、次回はその事について書いてみます。
*記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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