はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

祭礼用の額の制作⑨

*自分が制作している「祭礼用の額」は神社などで使用される額を自分なりにアレンジして制作した物です。その点をご了承ください。

haguture.hatenadiary.jp

前回の記事では枠板を組む所まで書いたので、今回は額を完成させる所までを書きます。


自分は枠板を結合する時に接着剤と木ネジを使用して結合します。
この方法はしっかりと結合するのですが、ひとつ欠点があります。
それは電動工具を使用して木ネジを打ち込むと【ねじれ】が生じる点です。
そして、この【ねじれ】のせいで枠のサイズが1枚1枚違ってしまう為、
簡単な金具を使用して枠と裏板の位置を決めてから裏板を加工します。
*【ねじれ】で起きる枠ごとの誤差は1ミリ~2ミリぐらいです。

 


次は枠と裏板の結合部分に接着剤を塗って金具で枠と裏板を固定した後、
板の変形を防ぐために接着剤と釘を使用して枠と裏板を固定します。
(◯で囲んだ部分)

最後に接着剤が乾くまで枠と裏板を【クランプ】で固定して、
接着剤が乾いたら「祭礼用の額」の完成になります。
*【クランプ】を外した後に細かい点の微調整はします。

今回、預かった材料で8枚の額を製作して先月の20日に納品しました。
そして、これで「祭礼用の額」の制作を記録した記事は終了するのですが、
この額の制作に関しては、もうひとつ書きたい事があります。
なので、次回はその事について書いてみます。

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