童謡の歌詞は、しっかり読むと何処か怖い部分があります。
なので推理小説では、童謡を使用された作品が色々とあります。
では、童謡がどの様に使用されているかというと、
童謡の歌詞になぞらえて、殺人事件が起きて、
死体に何らかの装飾が加えられています。
この手法は推理小説のトリックのひとつである【見立てた殺人】に、
童謡を組み合わせている事から【童謡殺人】とも言われています。
捕捉:「見立てた殺人」=犯人が何らかの意図で殺害現場に細工する事の総称。
そして、童謡を効果的に使用する事は、テレビ番組でも使われています。
なので今回は、自分に強い印象を与えた、
童謡を効果的に使用したテレビ番組について紹介してみます。
➀「地方記者:立花陽介:伊豆下田通信局」
昔、テレビ番組で「火曜サスペンス劇場」という番組がありました。
その番組で放送された、水谷豊主演の「地方記者:立花陽介シリーズ」。
その第1作【伊豆下田通信局】では、
北原白秋の【金魚】という詩が、事件全体の演出で使用されています。
➁「うる星やつら:そして誰もいなくなったっちゃ!?」
漫画家:高橋留美子氏の作品「うる星やつら」。
自分が子供の時、この漫画はアニメ化しました。
その「うる星やつら」のアニメで、自分にとって一番印象的だった話が、
「そして誰もいなくなったっちゃ!?」という題名の話です。
という童謡が使用されています。
補足:マザーグースとは、イギリスに昔から伝わっている童謡集。
③「この子の七つのお祝いに」
この作品は正確には映画なのですが、自分がこの作品を見たのが、
テレビ番組の「金曜ロードショー」でしたので、ここに書いていきます。
この作品の中では、童謡は使用されていませんが、
映画のタイトルは童謡【通りゃんせ】の歌詞から引用されています。
以上の3つが、童謡を効果的に使用したテレビ番組の中で、
自分に強い印象を残した番組になります。
なので次回から、
この3つの番組について書いてみたいと思います。