このブログでは、自分が過去に読んだ小説についても書いています。
そして、過去に読んだ推理小説について書く時には、
推理小説で書かれているトリックや犯人の名前を、
なるべく書かない様に意識しています。
そして、自分がその様な考え方になったのは、
横溝正史のエッセイ集【真説 金田一耕助】を読んだからでした。
でも、書かれている内容は横溝正史が書いた小説に関した事が多いので、
横溝正史が好きな人には、別の意味で楽しめるエッセイ集だと思います。
その中に【Whodunitの映画化】という題名のエッセイがあります。
補足
Whodunit(フーダニット)とは英語の「Who done it」の略称です。
そして「Who done it」とは直訳すると「誰がそれをやったか?」という意味。
1900年代初頭のアメリカでは、犯人を最後まで伏せてある謎解き探偵小説の事を、
フーダニットと呼んでいました。
このエッセイに書かれた内容を簡単に説明します。
横溝正史の小説【悪魔の手毬唄】が映画化されるという事で、
映画に出演する女優のインタビュー記事が大々的に宣伝されたのですが、
そのタイトルが【悪魔の手毬唄で殺人犯を演じる○○○さん】なのです。
それを見て横溝正史は困惑をします。
【え?これ犯人て書いてあるよね?上映前から犯人をバラしちゃうの?
でも、この小説の映画に関しては映画会社に一任したしな~・・・。
でも何か納得できないな~・・・】
ちょっと、大げさに書きましたが、以上がこのエッセイの内容です。
そして、このエッセイが印象的だったのでそれ以降、
他人と推理小説の事を話す時には、その小説の【ネタバレにならないか?】
という事を意識する様になりました。
なので、ブログに書く時も、その事を意識して書く様になったのですが、
その為にあやふやな内容になってしまう事があります。
その一例として、自分が過去に書いた記事を出して説明します。
この記事で自分は、クリスティーの3つの小説の共通点を基にして、
自分が考えた事を書いたのですが、
その3つの小説の共通点については書けませんでした
何故なら、その共通点について書いていくと自分の文章力が無い為、
3つの小説の【ネタバレ】に繋がる文章になってしまいました。
なので、3つの小説の共通点を書いた文章を削除した結果、
この記事は、あやふやな内容になってしまいました。
どうすれば、文章という物は上手く書けれる様になるんですかね?
*記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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