はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「密室」と自分は相性が悪い。

【密室トリック】は自分にとって相性が悪い存在です。
なので今回は、自分と相性が悪い理由について書いてみます。

まず、推理小説の【密室トリック】を大まかに分類すると、

心理的密室』・『偶然的密室』・『機械的密室』に分類できます。

➀『心理的密室』:事件関係者が全員、密室だと思い込む事。
【例】犯人が部屋で犯行後、部屋の入口に鍵をかけます。そして、
 他の関係者と死体を発見した時、入口の鍵を気づかれないように現場に置く。
 これにより、他の関係者はこの部屋は密室だったと思い込む。


➁『偶然的密室』:犯人が意図しないで現場が密室になってしまう事。
【例】犯行後、被害者が犯人を庇う為、被害者自身が鍵をかけて結果的に密室になる事。


③『機械的密室』:犯人が何らかの細工をして、密室状態をつくる事。
【例】部屋の扉が閂(かんぬき)の時、犯人は犯行後、閂に糸をつけておく。
 その糸を、扉の隙間から部屋の外にだす。そして犯人は部屋から出て、糸を引き寄せ、
 閂をスライドさせて、部屋の扉に鍵がかかる。


以上の様に【密室トリック】は分類できるのですが、
自分は【密室トリック】=【こじ付け】と感じてしまうのです。

まず、小説内で起きた密室が【心理的密室】とか【偶然的密室】だと、
小説内で密室の謎が解明された時に、
【え?ああ!そういう事か~、なるほどね~・・・】と、
納得もしますが、どこか肩透かしを食らった気分になってしまいます。
また、小説内で起きた密室が【機械的密室】の時には、
【早く現場から立ち去らないといけない犯人が、わざわざ密室にする?】
と、思ったり、大掛かりな仕組みの【機械的密室】が登場した時には、
【おいおい、ピタゴラスイッチかよ!】と、思ってしまいます。
だから、自分は【密室トリック】との相性が悪いのです。

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