自分は江戸川乱歩の小説が好きです。
そして、江戸川乱歩の小説は、複数の出版社が文庫化しています。
その中で自分のお気に入りは、角川ホラー文庫版の「鏡地獄」です。
*ただし、自分はこのカバーデザインは好きじゃありません。
「鏡地獄」初版の田島照久氏のカバーデザインの方が断然いいです。
角川ホラー文庫版の「鏡地獄」には、
副題として「江戸川乱歩怪奇幻想傑作選」とついています。
表題作の「鏡地獄」を始め「人間椅子」、「人でなしの恋」、「芋虫」、
「白昼夢」、「踊る一寸法師」、「パノラマ島奇談」、「陰獣」と、
江戸川乱歩が発表した代表的な「怪奇小説」が短編・中編合わせて、
計8本編集された文庫本です。
自分は江戸川乱歩の小説では「怪奇小説的」な作品が好きなので、
この角川ホラー文庫版の「鏡地獄」が気に入っています。
この文庫本に編集された小説で「人間椅子」と「人でなしの恋」は、
以前にブログで書いてみましたが、他の編集されている小説についても、
書きたくなったので書いてみます。