はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

「投資」に関する書籍ではないけど、「投資」の事を考えてしまう本③

アメリカの小説家:テス・ギャラガーの「ふくろう女の美容室」。
この本は彼女の短編集10作とエッセイが2編、編集されている本です。

この本の内容に関しては、自分はあまり印象に残りませんでした。

しかし、この本に編集された【聖なる場所】というエッセイは、

印象的であり、また興味を持って読めました。

このエッセイの中で、小説家のテスと園芸愛好家のテスの母親が、

庭仕事について対談しています。


初めて読んだ時は「園芸が趣味の人はこんな事を考えているんだ」。

ぐらいの感想でしたが、ある時から、ここで書かれている庭仕事と、

自分の行っている株式投資に共通点があると思い始めました。


園芸愛好家の彼女は、毎朝決まった時間に庭に行き、庭に手を加えます。

そして、気候に合わせて植える物を変えていきます。

この姿勢が、自分が行っている株式投資と似ているのです。

自分の場合は、毎朝決まった時間に相場と持ち株を確認します。

そして、自分の持ち株が調子が良くなさそうなら、少しずつ処分したり、

新規の株を購入できる様に、指値注文をします。

因みに、このエッセイで登場したテスの母親は、当時81歳でした。

彼女は園芸愛好家ですが本職ではありません。

しかし、庭仕事に関しては50年以上のベテランです。

そして、このエッセイでは、彼女の庭が描写されています。

その庭は質素ですが、彼女の価値観が反映された庭に仕上がっています。

自分の資産形成も、この彼女の庭みたいに作りたいものです。