はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスティーの「アクロイド殺人事件」再読

推理小説家が推理小説を執筆する時、書かなければいけない事があります。それは、小説内の事件に関する証拠と関係者のアリバイです。何故なら、推理小説の主人公が証拠と関係者のアリバイを捜査して犯人を見つける様に、読者も小説に書かれた証拠や関係者の…

クリスティーの「予告殺人」再読

予告殺人 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,田村 隆一 早川書房 Amazon 普通の推理小説は事件が進行する事で、話が進みますが、ミス・マープルのシリーズは、群像劇的に話が進みます。群像劇とは、特定の主役を設けずに構成する作品の事です。…

「ミス・マープルと13の謎」再読

ミス・マープルと十三の謎 (創元推理文庫 105-8) 作者:アガサ・クリスティ 東京創元社 Amazon 【「エルキュール・ポワロ」と「ミス・マープル」】 この2人は「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーが創作した代表的な探偵です。そして、この両者は自身の…

「密室」と自分は相性が悪い。

【密室トリック】は自分にとって相性が悪い存在です。なので今回は、自分と相性が悪い理由について書いてみます。まず、推理小説の【密室トリック】を大まかに分類すると、『心理的密室』・『偶然的密室』・『機械的密室』に分類できます。➀『心理的密室』:…

学校給食の「カレーライス」の話

「好きだった給食メニュー」で思い浮かんだのは、「カレーライス」。他にも、色々な料理を思い出しましたが、やっぱり「カレーライス」だな!という事で、学校給食の「カレーライス」について書いてみます。小学生の時、給食で食べた「カレーライス」は本当…

「快楽殺人者」と自分は相性が悪い

自分は推理小説は好きですが、相性が悪い物もあります。それは「快楽殺人者が犯人」と「密室トリック」です。なので、快楽殺人者が犯人の推理小説が何故、自分と相性が悪いかを書きます。まず、快楽殺人者は殺人に対する罪悪感がないからです。推理小説に登…

「情報弱者」すぎる自分の話。

今週のお題「わたしのドメイン」という事ですが、自分は「アドレス」と「ドメイン」の違いもよくわかっておりません。ですが、「わたしのドメイン」というお題を見た時、自分が【はてなブログ】に登録した時の事を思い出しました。なので、今回はその事につ…

江戸川乱歩の「黒蜥蜴」再読

黒蜥蜴 (江戸川乱歩文庫) 作者:江戸川 乱歩 春陽堂書店 Amazon 江戸川乱歩の「黒蜥蜴(クロトカゲ)」という作品は、江戸川乱歩が書いた娯楽的な小説の代表作です。イメージ的にいうと、「ルパン三世」でしょうか?小説の内容は、江戸川乱歩が創作した探偵「…

江戸川乱歩の「人でなしの恋」再読

江戸川乱歩名作選 (新潮文庫) 作者:乱歩, 江戸川 新潮社 Amazon 江戸川乱歩の「人でなしの恋」という短編小説。前のブログで「お気に入りの江戸川乱歩の作品」で、この「人でなしの恋」もお気に入りの作品のひとつと書いたんですけど、再読したら「あれ?そ…

江戸川乱歩の「盲獣」再読

盲獣 (江戸川乱歩文庫) 作者:江戸川乱歩 春陽堂書店 Amazon 自分は推理小説の中で「快楽殺人者が犯人」という設定は、自分とは相性が悪いです。何故、相性が悪いのか?それは犯人が殺人に対する動機がないと、小説的に面白くないからです。でもこの「盲獣」…

整理整頓ができない自分・・・

今週のお題「本棚の中身」との事ですが、もう、めちゃくちゃな状態になってます(笑)。自分は本を捨てれない人間なので、基本的に本が溜まっていきます・・・。なので、数年に1回、本棚を自作しています。本棚を作る時には、色々と考えます。例えば、ある…

江戸川乱歩の「人間椅子」再読

人間椅子 (江戸川乱歩文庫) 作者:江戸川 乱歩 春陽堂書店 Amazon フェチ(フェティシズムの略称)とは、「特定の物や状態に、強い性的興奮を覚える事」とあります。 江戸川乱歩はフェチの概念を、自分に教えてくれた作家です。その代表作で【人間椅子】とい…

「トップガン・マーヴェリック」

「トップガン・マーヴェリック」を映画館で鑑賞してきました。映画を見た、40代のおっさんが何を感じたかを書きます。まず、映画が始まり、映像と音楽が流れだすと、それだけで、何故か自分は泣きそうになりました。「え?なんなの?この感覚?」と思いなが…

アプリゲームと株式投資の共通点

アプリゲームと株式相場に共通点があると思いつきました。ちょっと、自分の考え方をまとめる為に書いてみます。2022年現時点ですが、自分は「ウマ娘」というアプリゲームを遊んでます。遊び方として、毎日ログインボーナスを貰い、イベント期間中のみ、…

「物言う株主」て、結局なんだろう?

「物言う株主」という言葉があります。要約すると、経営者はもっと株主の意見を取り合上げるべきである。という意味みたいですげど、なんで株主が会社のやり方に意見しないといけないのか?自分の感覚だと、理解できません。だって、その会社の経営方針が気…

「エロ本」と「パトリス・ルコント」

タンゴ [DVD] フィリップ・ノワレ Amazon パトリス・ルコント監督の「タンゴ」というフランス映画があります。その映画を見る切っ掛けとなったのが「エロ本」でした。その当時の事を、書いていきます。それは自分が20代の時ですから、今から約25年前の事…

いやいや、夏はだるいわ~(-_-;)

今週のお題「夏物出し」という事ですが、思いついたのが【ツナギ】です。自分は、作業する時には【ツナギ】を着用しているのですが、作業後も着替える事が面倒くさいので、そのまま自宅でも着たままです。そして、ちょっとした外出でも【ツナギ】を着て出か…

横溝正史の「悪魔の手毬唄」再読

金田一耕助ファイル12 悪魔の手毬唄 (角川文庫) 作者:横溝 正史 KADOKAWA Amazon 横溝正史の作品で1番好きな作品です。金田一耕助シリーズの集大成とも思います。そして、読み終わった後に、気持ちが沈む作品です。初めて読んだ時は、気付かなかった点も再…