はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

祭礼用の額制作⑥

*自分が制作している【祭礼用の額】は、神社で使用されている額(神社名が書かれた額)を参考にして自分なりの作り方で制作した物です。今回の記事から、額枠部分の彫刻に入っていきます。まずは、額枠板に型紙を当てて線を引きます。その後、【糸鋸】を使…

数年ぶりの【名古屋テレビ塔】

今月の8日、自分が入会している商工会関連の講習が名古屋でありました。そして、公共機関を利用して講習会の会場に向かったのですが、講習が始まる1時間前についてしまいました。なので、講習会の会場から数分歩いた場所にある【名古屋テレビ塔】付近を散策…

馳星周の「黄金旅程」紹介

黄金旅程 (集英社文芸単行本) 作者:馳星周 集英社 Amazon 小説家:馳星周(ハセ・セイシュウ)の小説「黄金旅程」。今回は、この小説について書いてみます。2000年代初頭の北海道。この小説の主人公である蹄鉄師:平野は競走馬【エゴンウレア】の蹄鉄を…

祭礼用の額制作⑤

*自分が制作している【祭礼用の額】は、神社で使用されている額(神社名が書かれた額)を参考にして自分なりの作り方で制作した物です。前回の記事では額に使用する板が歪んでいた為、その板をある程度まで加工する所まで作業を進めました。そして数日放置…

猫という生物は身体と態度はすぐに成長するよね。

自分のブログ「はぐれの徒然なるままに(仮)」。このブログ名にある【はぐれ】というのは家で飼っている猫の名前です。そして昨日、5月1日はその猫の誕生日でした。なので、今回はその【はぐれ】について書いてみたいと思います。haguture.hatenadiary.jp…

昨日の作業で、本日は全身筋肉痛。

今月の始め、近所の方から板の加工を頼まれました。 その話を詳しく伺うと、近所の方が所属している地域の歴史部会で登山道を整備したので、その登山道に設置する案内看板に使用するとの事。そして、歴史部会から加工賃も支払うという事なので引き受けました…

祭礼用の額制作④

前回の記事では板を切断して加工した所まで記事にしました。なので今回は【自動カンナ】を使用して加工する様子を書いていきます。 先ずは【自動カンナ】に付いている定規(◯で囲んだ箇所)を調整します。 次に【自動カンナ】を作動させたら定規に板を当てて…

祭礼用の額制作③

前回の記事では板を切断する目安の線を書いた所で終わりました。なので今回は、板の切断作業について書いていきます。 先ずは板の使用できる部分と使用できない部分を明確にします。(板の【割れ目】や【節】の部分は額には使用できません)。次に板の使用で…

祭礼用の額制作➁

今回の記事は、前回からの続きになります。*今回の額制作に使用する栴檀(センダン)の板。自分に【祭礼用の額】の制作を依頼する方は林業を行っています。 その為、その方が製材した板を使用して額の制作をしていました。しかし、ここ数年は【コロナ】によ…

祭礼用の額制作➀

愛知県の山間部地域の神社には弓道場がある神社があります。何故、その様な場所に弓道場があるのかというと、それは祭りの日に神様に奉納する為です。まずは、その奉納について簡単に説明します。祭り当日の朝、奉納に参加する人達は神社の弓道場に集まりま…

竹島園地散策(終)「海辺の文学記念館」

蒲郡市「竹島園地」には「常盤苑」という場所があります。 その「常盤苑」の中に「海辺の文学記念館」という建物があります。自分が「竹島園地」を散策する時には、この場所にも立ち寄る為、 今回は、この「海辺の文学記念館」について書いてみます。 *「常…

竹島園地散策③ 「竹島弁天:由来」

*今回は、前回の記事で書いた「竹島」についての自分の妄想です。 そして、自分には「宗教学」や「民俗学」の専門知識はありません。 その点をご了承して、この記事を読んでいただいたら幸いです。愛知県の三河湾に浮かぶ無人の島「竹島」。 この島の中央部…

竹島園地散策➁ 「竹島弁天」

*弁財天(ベンザイテン)もしくは弁才天。本来はインドの神で河川を神格化した存在であり豊穣を司る神。日本では琵琶を持つ女性の姿で描かれ、七福神のひとりとして祭られる。 手持ちの辞書より引用。「竹島園地」の海辺に建っている「竹島八百富神社」。 …

【さあ、今から搬入にいきますか~】

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、自分も作品を出す事になりました。そして、今日は搬入日。なので、今から行ってきます。 haguture.hatenadiary.jp *木彫教室の生徒ではな…

竹島園地散策➀ 「蒲郡ホテル」

前回、以前に書いた【竹島園地】の間違いを訂正した記事を書きました。そして、その記事を書いているうちに【竹島園地】について書いてみたくなりました。なので、今回から【竹島園地】について色々と書いてみます。 よい匂いのする一夜 (講談社文庫) 作者:…

蒲郡「竹島園地」訂正版

*以前「蒲郡:竹島園地」という記事を書きましたが、文章の一部分が間違っていました。なので、この記事は間違った部分の訂正と少々手を加えたバージョンになります。今週のお題「好きな公園」という事で、自分が思いついた場所は蒲郡市にある「竹島園地」…

横溝正史の「真珠郎」再読の再編集

*自分が以前に書いた【真珠郎:再読】の記事を読み直してみると、 この小説に関して色々と説明不足な点があると感じました。 なので、以前に書いた記事に補足部分を付け足して書き直してみました。 真珠郎 「由利先生」シリーズ (角川文庫) 作者:横溝 正史 …

出版社の人間て小説も読めないんだ!と、思った話

CNNのニュースで以下の内容で書かれた記事がありました。今回は、その記事を読んだ自分の感想を書きます。www.cnn.co.jpこの記事の内容を簡単に説明すると出版社のハーパー・コリンズ社がデジタル版で発表したクリスティーの小説の文章の中で【現代の読者に…

クリスティーの「雲をつかむ死」再読

クリスティーが書いた「複数の時計」と「雲をつかむ死」という小説。 この2作品では冒頭から殺人事件が起きますが、 その事件現場が少々特殊な現場だと自分は思います。 前回の記事では「複数の時計」については書いたので、 今回は「雲をつかむ死」について…

4月に向けて彫刻制作(終)

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。その為、去年の12月から出展作品の制作に入り、 制作状況を「4月に向けて彫刻制作」と題名をつけて記…

クリスティーの「複数の時計」再読

クリスティーが書いた「複数の時計」と「雲をつかむ死」という小説。 この2作品では冒頭から殺人事件が起きますが、 その事件現場が少々特殊な現場だと自分は思います。 なので、今回は先ず「複数の時計」について書いていきます。 複数の時計 (ハヤカワ文庫…

クリスティーの「もの言えぬ証人」再読

今回、改めて自分が所有しているクリスティーの小説を全部読み直した時、この「もの言えぬ証人」という小説も楽しく読めたのですが、どの点が面白かったのかがわかりません。ただ、残念な点はわかります。なので今回は「もの言えぬ証人」の残念な点について…

4月に向けて彫刻制作⑬

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。この作品展に参加する生徒さん達は、 「出展する作品」と「共通課題」の2種類の彫刻を制作して出展しま…

クリスティーの「ゼロ時間へ」再読

推理小説には【密室トリック】や【アリバイ・トリック】など様々なトリックが存在します。 そして、推理小説家がトリックを使用する理由は色々ありますが、 【小説を読んだ読者へのミスリード】が目的の場合もあります。*ミスリード(mislead)とは英語の「…

クリスティーの「5匹の子豚」再読➁

1943年に発表された「5匹の子豚」という小説は、クリスティーが始めて【回想の殺人】を使用して発表した小説です。 *「回想の殺人」とは過去に解決された事件、もしくは未解決事件を再調査する事で、 事件の真相にたどり着くという形式です。 前回の記…

4月に向けて彫刻制作⑫

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。 この作品展に参加する生徒さん達は、 「出展する作品」と「共通課題」の2種類の彫刻を制作して出展し…

クリスティーの「5匹の子豚」再読➀

推理小説の形式で「回想の殺人」という形式があります。この形式は過去に解決された事件、もしくは未解決事件を再調査する事で、 事件の真相にたどり着くという形式です。今回、紹介する【5匹の子豚】という中編小説は、 クリスティーが初めて【回想の殺人…

改めて、アガサ・クリスティーを読み直してみた

自分が好きな小説家:アガサ・クリスティー。 彼女の小説で自分が好きな小説が5作品あります。 この5作品に関しては、何故か数年ごとに読みたくなる時があり、その度に目を通していたので、 自分が好きな小説の内容については、ある程度は憶えていました。…

4月に向けて彫刻制作⑪

自分に木彫を教えてくれた【彫刻の先生】が主宰する木彫教室があります。 そして、その教室の生徒さん達の作品展に、 自分も作品を出す事になりました。この作品展に参加する生徒さん達は、 「出展する作品」と「共通課題」の2種類の彫刻を制作して出展しま…

ラヴクラフトの「インスマウスの影」について

アメリカの小説家:ラヴクラフトは自身が創作した神話の世界観を小説に反映させる事で、今までの怪奇小説とは違う怪奇小説を書きました。そして、ラヴクラフトが書いた小説の中で、自分が一番好きなのが「インスマウスの影」という中編小説です。なので今回…