はぐれの徒然なるままに(仮)

肩こりと老眼が進行中の中年男性による回顧録

2022-01-01から1年間の記事一覧

カレル・チャペックについて➀

haguture.hatenadiary.jp毎週、金曜日に「はてなブログ」から出題される「今週のお題」。 その「今週のお題」で以前「SFといえば」というお題がありました。 そのお題を見てたら、小説家:カレル・チャペックについて、 書きたくなったので書いてみます。 カ…

「荒木飛呂彦の漫画術」紹介

荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】 (集英社新書) 作者:荒木飛呂彦 集英社 Amazon 前回のブログでは「荒木飛呂彦の漫画術」を引用した部分がありました。なので、改めてこの書籍を紹介します。 この「荒木飛呂彦の漫画術」という本は、 漫画家:荒木…

トマス・ハリスの「羊たちの沈黙」再読

羊たちの沈黙 (新潮文庫) 作者:トマス ハリス 新潮社 Amazon 自分の本棚にある小説家:トマス・ハリスの作品は、「レッド・ドラゴン」と「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」の3冊です。 そして、その中で一番面白いのが、この「羊たちの沈黙」です。 自分は【…

夏、お酒を飲みながら、楽しめる映画2本紹介

今週のお題は「夏に見たい映画・ドラマ・アニメ・バラエティー」との事。 なので自分が見た映画の中で、夏にお酒を飲みながら、 緩い気持ちで観賞できる映画を2本紹介します。 ぼくたちと駐在さんの700日戦争 [DVD] 市原隼人 Amazon まず1本目は「ぼくたち…

ハリイ・ケメルマンの「九マイルは遠すぎる」再読

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2) 作者:ハリイ・ケメルマン 早川書房 Amazon 推理小説の設定で「安楽椅子探偵」というのがあります。 この設定は簡単に説明すると、探偵が事件現場を調査するのではなく、 事件の情報を元に推理して、事件を…

有栖川有栖の「双頭の悪魔」再読

双頭の悪魔 江神シリーズ (創元推理文庫) 作者:有栖川 有栖 東京創元社 Amazon 推理小説家:有栖川有栖の「双頭の悪魔」。 有栖川氏の作品で、自分が一番お気に入りの長編推理小説です。 推理小説の設定で「嵐の山荘」というのがありますが、 その設定を使用…

藤田和日郎の「邪眼は月輪に飛ぶ」

邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス) 作者:藤田和日郎 小学館 Amazon 自分の好きだけど、苦手な漫画家:藤田和日郎(カズヒロ)氏。藤田和日郎氏の漫画で、知名度がある作品といえば、 「うしおととら」や「からくりサーカス」などの、 週刊誌で連載してた…

「仕掛け暮らし」を読んでみて・・・

仕掛暮らし (モーニングコミックス) 作者:池波正太郎,山田芳裕 講談社 Amazon 自分はよく本屋に行きます。本屋に入って、売り場全体を見ながら歩いて、もし気になる本があれば購入します。ある日、本屋で【仕掛け暮らし】という漫画本を発見。表紙には、原作…

損切りは大事だけど・・・。

投資関係の書籍では必ず、 「損切り(損失を確定する事)が大事」と書かれています。でも、その損切りが中々できない自分。なので自身の反省も兼ねて、 自分が行った損切りについて記録しておきます。まず自分の株式投資の方法は、チェックしてる銘柄が、 自…

FXで損失を出した時の話

自分は株式投資をやっていますが、 自分の性格と合わない投資方法はしていません。何故なら、自分の性格に合わない投資をすると、 精神衛生上、本当にきついからです!その事を、思い知らされた時について書いてみます。 7年前、投資に興味をもちました。 …

「スーパー銭湯」でダラダラと

自分のお気に入りのスーパー銭湯:「本宮の湯」外観。今週のお題「最近洗ったもの」で思い付いたのは、 「スーパー銭湯」に定期的に行く事でしょうか?。 自分はだいたい2ヶ月に1回ぐらいの目安で行っています。 元々自分は体が硬い為、肩こりや腰痛が出や…

ウォーレン・バフェットの言葉

ウォーレン・バフェットという投資家がいます。世の中には様々な投資がありますが、どの様な投資であっても、彼の考え方は応用できると考えます。なので、投資を考えている人や、投資話に誘われた人は、いきなり投資をするよりも、バフェットの考え方を勉強…

「投資」に関する、お気に入りの書籍

自分はささやかながら、株式投資を行っています。そこで、お気に入りの「投資」に関する書籍について書いてみます。今回、書いてみた書籍は、 どちらかというと、投資に関するメンタル的な要素が書かれた本です。以下4冊が、自分のお気に入りになります。➀…

久々に「BAR」で飲んだから③

バーにかかってきた電話 ススキノ探偵シリーズ 作者:東 直己 早川書房 Amazon 久々に「BAR」で飲んだという事だけで、 レイモンド・チャンドラーの「長い別れ」と、 O・ヘンリの「失われた混合酒」についてブログで書いてみました。その流れで今回は、1993年…

SFといえば「スタートレック」

今週のお題「SFといえば」で思いついたのが、 海外TVドラマ「スタートレック:ヴォイジャー(1995年~2001年)」。 自分が20代の時、深夜にテレビで放送されてた、 「スタートレック:ヴォイジャー」の吹き替え版を見ました。 それが面白かったので、次週…

久々に「BAR」で飲んだから➁

O・ヘンリ短編集 (2) (新潮文庫) 作者:O・ヘンリ 新潮社 Amazon 【コン・ラントリはケニリィの酒場で、カウンターの酔えない方の側で働いていた。読者諸君や私などは、その向かい側にガチョウみたいに1本足で寄りかかって、1週間分の給料を、喜んではたい…

久々に「BAR」で飲んだから➀

長い別れ (創元推理文庫) 作者:レイモンド・チャンドラー 東京創元社 Amazon この前、久々に夜の街を、満喫してきました。小腹がすいたので1件目は「焼き鳥屋」で軽く食事。焼き鳥屋を出た後、「なんか、飲み足りないな・・・」と夜の街を歩いてたら、「BAR…

魚戸おさむの「イリヤッド」紹介

イリヤッド~入矢堂見聞録(1) (ビッグコミックス) 作者:魚戸おさむ,東周斎雅楽 小学館 Amazon 【我々はどこから来て、どこへ行くのか?猿と、わずかの遺伝子しか違わない我々は、何者なのか?世界最古の文明を解き明かした時、我々は、我々が少しわかるよ…

「二軍のTシャツ」なんて無い!

今週のお題「二軍のTシャツ」との事ですが、 その様なTシャツは、自分にはありません。 何故なら、着なくなったTシャツは、裁断して使用するからです。 自分が普段使用しているTシャツは、ワークマンなどで販売している、 一番安い作業用Tシャツです。作業で…

諸星大二郎氏と星野之宣氏について

宗像教授伝奇考―特別版 (希望コミックス) 作者:星野 之宣 潮出版社 Amazon *今回の記事は【宗像教授伝奇考:特別版】に収録された両者の対談を参考にしています。【「暗黒神話」の諸星大二郎氏と「宗像教授伝奇考」の星野之宣氏】両氏は神話や伝承を題材と…

星野之宣の「宗像教授伝奇考」紹介

宗像教授伝奇考 (1) 作者:星野之宣 潮出版社/usio publishing Amazon 「歴史ミステリー」という事で、自分が次に思いついたのは、漫画家:星野之宣の「宗像教授伝奇考シリーズ」でした。作者の星野之宣氏の「宗像教授伝奇考シリーズ」ついて簡単に説明しま…

諸星大二郎の「暗黒神話」紹介

haguture.hatenadiary.jp 「時の娘」という小説を再読したら、自分のお気に入りの【歴史ミステリー】について書きたくなり、まず思いついたのが漫画家:諸星大二郎の「暗黒神話」でした。なので今回は、漫画「暗黒神話」を紹介します。(この漫画は1976年に…

ジョセフィン・テイの「時の娘」再読

【真理は時の娘であり、権威の娘ではない】 哲学者:フランシス・ベーコン【『真理は時の娘』という言葉から始まる「時の娘」】この小説は【歴史ミステリー】の元祖といわれた小説です。そして、作者のジョセフィン・テイは1951年に「時の娘」を発表しま…

クリスティーの「ABC殺人事件」再読

ABC殺人事件 (創元推理文庫) 作者:アガサ クリスティ 東京創元社 Amazon アガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」。小学生の時、病院の待合室で、この小説を読みました。これが、自分が初めて推理小説を読んだ時でした。それから数年後、また改めて読みたくな…

クリスティーの「そして誰もいなくなった」再読

そして誰もいなくなった (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-1)) 作者:アガサ・クリスティー 早川書房 Amazon アガサ・クリスティーは、推理小説以外の作品も執筆してます。自分は読んだ事はないですが、恋愛小説やスパイ小説も書いています。では、彼女が書いた…

「家電」じゃないですけど・・・。

今週のお題「マイベスト家電」という、単語で思いついたのは、 「マキタ:充電式クリーナー:14・4V:カプセル式」です。なので、この掃除機の事を書いてみます。 10年ぐらい前になりますが、 作業の為に「マキタの14・4Vインパクトドライバー」を購…

クリスティーの「オリエント急行殺人事件」再読

オリエント急行殺人事件 (角川文庫) 作者:アガサ・クリスティ KADOKAWA Amazon アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」。この作品もある意味、有名な作品です。その為、結末を知っている状態で読みました。今回改めて再読して、気づいた点をあげ…

クリスティーの「アクロイド殺人事件」再読

推理小説家が推理小説を執筆する時、書かなければいけない事があります。それは、小説内の事件に関する証拠と関係者のアリバイです。何故なら、推理小説の主人公が証拠と関係者のアリバイを捜査して犯人を見つける様に、読者も小説に書かれた証拠や関係者の…

クリスティーの「予告殺人」再読

予告殺人 (クリスティー文庫) 作者:アガサ・クリスティー,田村 隆一 早川書房 Amazon 普通の推理小説は事件が進行する事で、話が進みますが、ミス・マープルのシリーズは、群像劇的に話が進みます。群像劇とは、特定の主役を設けずに構成する作品の事です。…

「ミス・マープルと13の謎」再読

ミス・マープルと十三の謎 (創元推理文庫 105-8) 作者:アガサ・クリスティ 東京創元社 Amazon 【「エルキュール・ポワロ」と「ミス・マープル」】 この2人は「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーが創作した代表的な探偵です。そして、この両者は自身の…